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中国:東風日産が小型ファミリーカーで攻勢、シェア10%を目標

注目トピックス 経済総合
日産自<7201>と東風汽車集団(489/HK)との中国合弁会社である東風日産乗用車公司は、中国で「Aクラスカー」(全長4.3〜47メートル、ホイールベース2.35〜2.7メートル、排気量1.4〜2.0リッター)に分類される小型ファミリーカー市場の開拓に一段と力を入れる。もともと同クラスを得意としているが、ラインアップをさらに増強。若年消費者を取り込むための“若返り戦略”の下、若者向けモデルを順次投入してく構えだ。毎日経済新聞が28日付で伝えた。
このほど北京で発売を宣言した新型「ブルーバード」の投入も同戦略の一環。「85後」(1985〜1989年生まれ)の若者層を意識して、モデルチェンジが行われた。5仕様を用意し、価格は10万5900〜14万3900人民元(約200万1000〜271万9000円)。9月25日の予約受付開始時に提示した12万2900〜15万2900人民元より8〜14%安い。一汽豊田汽車(トヨタと第一汽車集団の合弁)のカローラなどと同水準に設定している。
東風日産の関係者は、新型ブルーバードの発売を皮切りに、若年層にターゲットを絞った「Aクラスカー」の新型を今後も投入していく方針を表明。同社の関潤・総裁は、「『Aクラスカー』市場で10%のシェアを握ることが我々の目標だ」と語った。
同社の直接的なライバルは、足元で北京現代汽車(現代自動車と北京汽車の合弁)だ。ここ数年は、販売台数で北京現代に水をあけられている。今年についても、月別で北京現代を抜いたこともあったが、1〜9月の累計販売はなお北京現代に軍配が上がっている。
中国乗用車聯合会の発表によると、今年1〜9月販売は、北京現代が72万4600台、東風日産が65万300台。およそ7万台の差があった。

【亜州IR】



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