政治から読み解く【経済と日本株】民主・蓮舫議員:年金積立金はハイリスクハイリターンではなく、やはり安定運用が求められる
[15/11/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
民主・蓮舫議員「そもそも、厚労省と政府は2004年の年金改革は100年安心と喧伝していた。その時に基本ポートフォリオで株式保有を50%まで広げてはいなかった。なぜ、今、見直さないと将来的な給付に影響が出るとの説明になるのか。 年金積立金はハイリスクハイリターンではなく、やはり安定運用が求められる」とツイート(11/30)。
報道によると、公的年金の積立金の運用で、7-9月期に7兆8899億円の損失が出た。四半期の赤字額としてはリーマン・ショック直後の2008年10月-12月期の5兆6601億円を超え、過去最悪となった。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が30日、発表した。株価はその後戻しているが、12月の相場動向次第で10-12月期の運用成績もマイナスと
なる可能性がある。
また、ここまで損失額が大きくなると、債券運用では到底カバーできない。GPIFが株式での運用比率をこれ以上高めることは難しいとみられる。2016年は米国が利上げに動く。日本銀行の量的緩和策は明らかに行き詰まっており、来年は日本国債の相場動向に対する注意も必要となる。GPIFが正念場を迎えるのはこれからである。
<MK>
報道によると、公的年金の積立金の運用で、7-9月期に7兆8899億円の損失が出た。四半期の赤字額としてはリーマン・ショック直後の2008年10月-12月期の5兆6601億円を超え、過去最悪となった。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が30日、発表した。株価はその後戻しているが、12月の相場動向次第で10-12月期の運用成績もマイナスと
なる可能性がある。
また、ここまで損失額が大きくなると、債券運用では到底カバーできない。GPIFが株式での運用比率をこれ以上高めることは難しいとみられる。2016年は米国が利上げに動く。日本銀行の量的緩和策は明らかに行き詰まっており、来年は日本国債の相場動向に対する注意も必要となる。GPIFが正念場を迎えるのはこれからである。
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