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米オイルリグ数が4週連続増加で供給過剰懸念、サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

注目トピックス 経済総合

こんにちは、フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。

今日は原油についてのお話です。
原油価格はトルコでクーデターが発生したと報道されたことで、先週は1バレル46ドル台を回復する場面もみられましたが、その後弱含んでいました。
さらに週末に発表された原油の掘削設備(=オイルリグ)の稼動数が4週連続で増加したとの報道から供給過剰懸念が強まっています。
加えてファンドの買い越し枚数の減少も嫌気され、原油価格は失速しています。

松永さんによると
『NY原油が50ドル付近まで上昇したことで、シェールオイル開発が進んだ模様』とのこと。
そもそも2015年にNY原油が60ドル付近まで上昇して米オイルリグ数が増加→全米原油生産が増加傾向→原油価格暴落→シェールオイル企業のコストカット進行という流れがありましたね。
『米オイルリグ数が6月3日から8週間で55基も増加したことを考えると、全米原油生産が今後5〜6週間ほど増加傾向を続ける可能性もあります。それによりNY原油がしばらく軟調地合いを続ける可能性もあります』
と松永さんはおっしゃっています。

今後の見通しについて、
『NY原油におけるファンドの買い越し枚数は、5月17日に過去最高となる36万8769枚を記録しました。しかし、その翌週から9週間も減少傾向を続けており、ファンドの手じまい売りが続いております』とのことで、
『現時点でも買い越し枚数が28万9681枚と比較的多いことから、しばらくファンドの手じまい売りが続き、NY原油が軟調地合いを続ける可能性もあります』とおっしゃっています。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研〜北浜の虎と呼ばれた男〜」の7月25日付の「原油市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 三井智映子




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