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南アフリカのストライキで白金市場に2年に1度のチャンスが! サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

注目トピックス 経済総合

こんにちは、フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。

先日、8月8日から南アフリカの国営電力会社のエスコムでストライキが実施されている、と記事にしましたが、今月27日から鉱山労働者の準大手労働組合NUMが、白金生産で世界2位のインパラ社に対してストライキを実施していると報道されています。

松永さんによると、
『インパラ社のNUMメンバー約900人中500人ほどが27日より出勤していないことも報告されております。NUMとインパラ社との5度目の労使交渉が決裂し、NUMがストライキに突入しました』とのこと。

しかしそれだけではありません。
『NUMは、アングロ・プラチナ社に対して20%の賃上げを要求しており、それに対してアングロ・プラチナ社の賃上げ提示額は6.75%の引き上げです。それを受けてNUMがアングロ・プラチナ社に対して9月20日に賃金紛争を宣言』したそうです。
さらに、
『最大手労働組合のAMCUと南ア白金鉱山大手3社(アングロ・プラチナ社、インパラ社、ロンミン社)との労使交渉も3カ月ほど平行線を続けており、AMCUが南ア白金鉱山大手3社に対して9月5日に賃金紛争を宣言しました』とのことで、各所でストライキが起こりそうな状況です。

『南ア白金鉱山大手3社で労使交渉が3カ月ほど平行線を続けており、これまで労働組合と鉱山会社との歩み寄りが全く見受けられないことから、かなりの確率でストライキが拡大すると考えるべきかもしれません』と松永さんはおっしゃっています。

白金の市場取引という面で捉えると、
『南アフリカの白金鉱山での労使交渉は、白金市場にとって「2年に1回のビックイベント」と考えることも出来そうです』とのこと。

白金価格の変動とともに、ストライキの行方もチェックしていきたいですね。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研〜北浜の虎と呼ばれた男〜」の9月28日付「白金市場「インパラ社でストライキが発生」」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 三井智映子




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