個人投資家セミナーQ&A:ビットコインが今後拡大すると仮想通貨取引所でどのような収益が上がるのか?
[17/03/18]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 経済総合
フィスコ<3807>の子会社であるフィスコIRは2月21日、個人投資家向けセミナーを開催した。フィスコグループでは今後、個人投資家との双方向的なコミュニケーションをさらに強化することを志向している。その一環として、今回の個人投資家向けセミナーでは、個人投資家からアナリストへの質問を受け付け、追って回答する特典を用意。複数の質問が寄せられたが、今回はそのうち1つを紹介したい。
■個人投資家からの質問:
ビットコインが今後拡大するだろうとの話だったが、仮想通貨取引所になるとどのような収益が上がるのか?
□アナリストからの回答:
フィスコ仮想通貨取引所は、その基本的な機能(仮想通貨を売却したいユーザと仮想通貨を購入したいユーザのマッチングにより、仮想通貨の取引の取次を行うもの)について既にサービスを提供しているものの、従来の取引所と異なり、B2B向けのサービス拡充の方針を掲げています。仮想通貨の将来的な可能性を考えた場合、企業のあらゆるファイナンスニーズを仮想通貨という手段をもって実現していくためには、同通貨の高いボラティリティ(価格変動性)が問題になります。フィスコ仮想通貨取引所では、そのような問題をデリバティブによりヘッジすることで、企業が安心して仮想通貨をファイナンス手段として利用することができるマーケットの創造を志向しております。
今回、事業法人向けで提供を開始したシステムは、そのような仮想通貨B2Bマーケットの発展のため、企業による仮想通貨利用を具現化する嚆矢となるシステムです。現在、ビットコイン取引所は国内外を含めて多くの取引所が存在しており、その取引は取引所ごとに価格差を生じている状況にあります。同システムは安い価格で取引されている取引所でビットコインを買い、高い価格で取引されている取引所において売ることが可能な自動売買システムを提供し、常時取引所間の価格を自動モニタリングすると同時に裁定機会を提供し、リスクを低下させながら高いボラティリティをヘッジすることが可能になります。
(回答者:フィスコアナリスト 越智直樹)
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