8月の日本株は欧州勢による売り越しで下落に注意?〜eワラントジャーナル(馬渕磨理子)
[17/07/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
こんにちは、フィスコマーケットレポーター馬渕磨理子の「eワラントジャーナルの気になるレポート」です。
日本株市場の相場の値動きには海外投資家の動向が重要であることは皆さんもご存知だと思います。海外投資家のなかでも、特に『欧州投資家による買い越し、売り越しの動向』についてのコラムをeワラントジャーナルで見つけましたので、ご紹介いたします。
海外投資家の動きを事前に予想できたらどうなるでしょう。同コラムによると日本市場の『売買シェアのおよそ7割は海外投資家』が占めており、日本株の短期的な変動は海外投資家の中でも、『欧州投資家による買い越し、売り越しの動向に大きな影響』を受けるようです。海外、特に欧州の投資家の動きを事前に予想できれば、日本株の取引損益を改善させることができそうですね。
同コラムでは、日経平均株価とTOPIXの月次の変動幅について、『各地域の投資家の買い越し・売り越しの金額よってどれだけ説明できるか』を決定係数という統計値を用いて比較しています。直近60ヵ月において『欧州投資家の買い越し・売り越しの金額による説明力はTOPIXの変動に対して0.48、日経平均株価の変動に対して0.51』となっています。これは一般的に見てかなりの大きな数値といえます。アジアや北米の投資家の場合はいずれも、0.2位以下です。つまり、『日本株の株価変動の4〜5割程度は欧州投資家の買い越し・売り越しの金額である程度説明ができ、しかもTOPIXよりも日経平均株価に対する影響の方が大きい』という分析結果となっています。
以上の分析を前提に、欧州投資家と同じように売買すれば、投資パフォーマンスを向上できるかもしれません。同コラムによると『欧州投資家の買い越し・売り越しの金額を見ると大きく売り越した後は買う、大きく買い越した後は売る、という周期』があるようです。
この周期に注目して分析してみると、『6月の欧州投資家は2,006億円の買い越しとなっていますが、4月から6月までの3ヵ月間は買い越し』であるため、『7月は売り越しに転じている可能性』があります。そして、『8月は7月よりさらに大きな売り越し』となると同コラムでは予想しています。
また、この『欧州投資家の買い越し・売り越しの金額に基づくモデルを前提』とした、『8月の投資戦略』についても同コラムでは言及しています。
なお、上記の記事の詳細は、eワラント証券が運営している「eワラントジャーナル」の7月28日付のコラム「8月の日本株は欧州勢による売り越しで下落に注意?」にまとめられています。
馬渕磨理子の「気になるレポート」は各種レポートを馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合がありますので、ご留意くださいませ。
フィスコマーケットレポーター 馬渕磨理子
<DM>
日本株市場の相場の値動きには海外投資家の動向が重要であることは皆さんもご存知だと思います。海外投資家のなかでも、特に『欧州投資家による買い越し、売り越しの動向』についてのコラムをeワラントジャーナルで見つけましたので、ご紹介いたします。
海外投資家の動きを事前に予想できたらどうなるでしょう。同コラムによると日本市場の『売買シェアのおよそ7割は海外投資家』が占めており、日本株の短期的な変動は海外投資家の中でも、『欧州投資家による買い越し、売り越しの動向に大きな影響』を受けるようです。海外、特に欧州の投資家の動きを事前に予想できれば、日本株の取引損益を改善させることができそうですね。
同コラムでは、日経平均株価とTOPIXの月次の変動幅について、『各地域の投資家の買い越し・売り越しの金額よってどれだけ説明できるか』を決定係数という統計値を用いて比較しています。直近60ヵ月において『欧州投資家の買い越し・売り越しの金額による説明力はTOPIXの変動に対して0.48、日経平均株価の変動に対して0.51』となっています。これは一般的に見てかなりの大きな数値といえます。アジアや北米の投資家の場合はいずれも、0.2位以下です。つまり、『日本株の株価変動の4〜5割程度は欧州投資家の買い越し・売り越しの金額である程度説明ができ、しかもTOPIXよりも日経平均株価に対する影響の方が大きい』という分析結果となっています。
以上の分析を前提に、欧州投資家と同じように売買すれば、投資パフォーマンスを向上できるかもしれません。同コラムによると『欧州投資家の買い越し・売り越しの金額を見ると大きく売り越した後は買う、大きく買い越した後は売る、という周期』があるようです。
この周期に注目して分析してみると、『6月の欧州投資家は2,006億円の買い越しとなっていますが、4月から6月までの3ヵ月間は買い越し』であるため、『7月は売り越しに転じている可能性』があります。そして、『8月は7月よりさらに大きな売り越し』となると同コラムでは予想しています。
また、この『欧州投資家の買い越し・売り越しの金額に基づくモデルを前提』とした、『8月の投資戦略』についても同コラムでは言及しています。
なお、上記の記事の詳細は、eワラント証券が運営している「eワラントジャーナル」の7月28日付のコラム「8月の日本株は欧州勢による売り越しで下落に注意?」にまとめられています。
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フィスコマーケットレポーター 馬渕磨理子
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