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南アランド円相場は戻り売りが優勢か サンワード貿易の陳氏(三井智映子)

注目トピックス 経済総合
皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。高金利、高スワップの資源国通貨として人気の南アフリカの通貨ランド。南アフリカの中央銀行である南アフリカ準備銀行は、7月16-18日に開かれた金融政策委員会で政策金利を0.25%引き下げ6.5%としました。今日は南アランドのレポートをご紹介します。

テクニカルマイスターでは、まず先週の南アランド円が下落したことについて、要因として『6月消費者物価指数(CPI)は市場予想を上回り、インフレが抑制されていないことが判明』、『25日、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが、政府が国営電力会社エスコムに対する追加の金融支援を提案し』、『格付け会社フィッチは26日、南アフリカの信用格付けに対する見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた』ことを挙げています。

格付け会社フィッチによると、『国営電力会社エスコムへの支援拡大などで財政状況が圧迫されている』ということで、『今会計年度の一般政府赤字は対国内総生産(GDP)比で前年度の4.2%から6.3%に拡大』、『「2019年のGDP成長率の下方修正も南アの潜在的なGDP成長率に新たな疑問を投げかける」』としているようです。

今週の南アランド円については、『戻り売りが優勢』と予想しており、『エスコムの救済に多額の資金が必要だが、債務の拡大も懸念され南アの財政が一段と悪化する可能性がある。格付け会社ムーディーズは唯一、南ア債をジャンク級にしていないが、今後は格下げを行う可能性も有り得る』と示唆しています。

加えて、『エスコムのハデベ最高経営責任者(CEO)は31日に辞任するが、後任者はまだ不明で、エスコム改革の前途は不透明』と伝えています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の7月30日付「南アランド円相場、先週の動き・今週の予想」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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