ドル円今週の予想(7月29日) サンワード貿易の陳氏(山崎 みほ)
[24/07/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
*17:43JST ドル円今週の予想(7月29日) サンワード貿易の陳氏(山崎 みほ)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、ドル円についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、今週のドル円について『31日の日米金融会合の結果を受けて、変動の大きい展開になりそうだ』と述べています。
続けて、『ドル円下落の背景としては、政府・日銀による介入警戒(11、12日には介入があったとの見方もある)、トランプ氏がドル高是正を求めた、日本政府関係者が日銀に円安是正を求めた(河野デジタル相、茂木自民党幹事長)、米経済指標の軟化、特にインフレ指標の低下などから、今月末に日米の金融会合があるため、ドル買いポジションの整理が続いた』と伝えています。
次に、『先週は、バイデン大統領の選挙戦からの撤退報道に端を発したトランプトレードを受けてドルロングが解消された。また、日経平均株価の大幅下落によりドル買い・円売りポジションが巻き戻された』と伝えています。また、『経済指標では、7月フィラデルフィア連銀非製造業活動指数が市場予想を下回った、6月米中古住宅販売件数が市場予想を下回った、7月リッチモンド連銀製造業指数が市場予想を下回った、6月米個人消費支出(PCE)物価指数の伸び率が前月から小幅低下し、コア指数も前月と変わらなかった。こうした背景から、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月にも利下げに踏み切るとの観測が強まった』と解説しています。
そして、『今週は30、31日に日銀の金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれる。日銀は、国債買い入れの減額幅やペースを決定する見込みで、同時に追加利上げに踏み切るのか、警戒感が高まっている。月間買い入れ額は今後数年で現在の6兆円から3兆円程度まで半減させるとの見方がコンセンサスになりつつある。利上げに関しては、実質賃金低下の流れが続いていることや、来月より始まる電気・ガス料金の低減措置が物価に下方圧力を加える可能性が高いこと等から、物価動向の見極めが可能となる年末・年始より前の決定は難しいのではないか。利上げ見送りとなれば、テクニカル的には底値圏にあるため、ドル買いが強まりやすい』と見解を述べています。
一方で、『米連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利を据え置くことが確実視されているが、パウエルFRB議長が会見で、市場が織り込む9月の利下げ開始について、どういった発言を行うのか注目される。』と述べています。
陳さんは、『市場では、減速している雇用市場へのリスクやインフレの減速を踏まえて、パウエルFRB議長は31日の会見で利下げを示唆するかもしれないとの見方が強まっている。声明が「タカ派」となればドル買いに、「ハト派」となればドル売りで反応しよう。ただ、29日午前のCMEのFEDWATCHによると、9月の利下げは85%と前週の95%から低下している。このため、8月2日に発表される7月の雇用統計が注目される』と言及しています。
ドル円の今週のレンジについては、『151.00円〜157.00円』と予想しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の7月30日付「ドル円今週の予想(7月29日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 山崎みほ
<CS>
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、ドル円についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、今週のドル円について『31日の日米金融会合の結果を受けて、変動の大きい展開になりそうだ』と述べています。
続けて、『ドル円下落の背景としては、政府・日銀による介入警戒(11、12日には介入があったとの見方もある)、トランプ氏がドル高是正を求めた、日本政府関係者が日銀に円安是正を求めた(河野デジタル相、茂木自民党幹事長)、米経済指標の軟化、特にインフレ指標の低下などから、今月末に日米の金融会合があるため、ドル買いポジションの整理が続いた』と伝えています。
次に、『先週は、バイデン大統領の選挙戦からの撤退報道に端を発したトランプトレードを受けてドルロングが解消された。また、日経平均株価の大幅下落によりドル買い・円売りポジションが巻き戻された』と伝えています。また、『経済指標では、7月フィラデルフィア連銀非製造業活動指数が市場予想を下回った、6月米中古住宅販売件数が市場予想を下回った、7月リッチモンド連銀製造業指数が市場予想を下回った、6月米個人消費支出(PCE)物価指数の伸び率が前月から小幅低下し、コア指数も前月と変わらなかった。こうした背景から、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月にも利下げに踏み切るとの観測が強まった』と解説しています。
そして、『今週は30、31日に日銀の金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれる。日銀は、国債買い入れの減額幅やペースを決定する見込みで、同時に追加利上げに踏み切るのか、警戒感が高まっている。月間買い入れ額は今後数年で現在の6兆円から3兆円程度まで半減させるとの見方がコンセンサスになりつつある。利上げに関しては、実質賃金低下の流れが続いていることや、来月より始まる電気・ガス料金の低減措置が物価に下方圧力を加える可能性が高いこと等から、物価動向の見極めが可能となる年末・年始より前の決定は難しいのではないか。利上げ見送りとなれば、テクニカル的には底値圏にあるため、ドル買いが強まりやすい』と見解を述べています。
一方で、『米連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利を据え置くことが確実視されているが、パウエルFRB議長が会見で、市場が織り込む9月の利下げ開始について、どういった発言を行うのか注目される。』と述べています。
陳さんは、『市場では、減速している雇用市場へのリスクやインフレの減速を踏まえて、パウエルFRB議長は31日の会見で利下げを示唆するかもしれないとの見方が強まっている。声明が「タカ派」となればドル買いに、「ハト派」となればドル売りで反応しよう。ただ、29日午前のCMEのFEDWATCHによると、9月の利下げは85%と前週の95%から低下している。このため、8月2日に発表される7月の雇用統計が注目される』と言及しています。
ドル円の今週のレンジについては、『151.00円〜157.00円』と予想しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の7月30日付「ドル円今週の予想(7月29日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 山崎みほ
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