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NYの視点:米9月FOMC利下げ確率50%割れ、FRBは依然インフレ対処を重視

注目トピックス 経済総合
*07:43JST NYの視点:米9月FOMC利下げ確率50%割れ、FRBは依然インフレ対処を重視
連邦準備制度理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で、市場の予想通り政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を4.25-4.50%に決定した。ウォラーFRB理事と、ボウマン米連邦準備制度理事会(FRB)副議長が利下げを主張し、反対票に投じた。理事2人の反対票は1993年以来で初めてとなる。

注目されていた声明やパウエルFRB議長会見では、9月利下げの可能性は示唆されなかった。景気判断は下方修正されたものの、不透明性に関しては上方修正された。インフレは依然高止まり。労働市場は減速も依然堅調との見解。議長は、「9月FOMCは決めていない」と言及したほか、FRBの2つの責務である最大雇用、2%インフレ安定において、インフレが雇用に比べ、目標値達成に遠いと言及し、インフレ対処を優先する姿勢を示した。米短期金融市場での9月利下げ確率は50%を割り込み44%まで低下した。

●景気
FOMC声明で、景気判断は「上半期の経済活動の成長は緩和した」と、「成長は堅調なペースでの拡大を継続」から下方修正した。

●不透明性
不透明性を巡り、「経済見通しを巡る不透明感は依然高い」へ、「不透明性が弱まった」から修正した。

●責務
目標達成、インフレは雇用よりも遠い



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