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後場に注目すべき3つのポイント〜直近下落の目立った中小型株に見直しの動き

注目トピックス 市況・概況

26日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・配当志向も積極的な上値追いの動きは限られるか
・ドル・円は102円30銭、リパトリ(外貨建て資産売却・円買い)などで上げ渋る
・直近下落の目立った中小型株への見直し買いが強まる

■配当志向も積極的な上値追いの動きは限られるか

日経平均は小幅に反発。32.81円高の14456.00円(出来高概算11億1000万株)で前場の取引を終えた。25日の欧米市場の上昇や中国の景気対策期待、円相場の落ち着きなどを受けて買いが先行し、日経平均は寄り付き直後に14569.90円まで上げ幅を広げた。

しかし、その後は配当志向の物色や期末要因による売買が中心となるなか、上値の重さも意識されている。指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>、ファナック<6954>などが弱含みとなるなか、一時下げに転じる局面もみられている。セクターでは食料品、機械、保険、その他製品、鉱業、非鉄金属、精密機器、輸送用機器などが堅調。半面、陸運、電力ガス、その他金融、鉄鋼、情報通信、証券、倉庫運輸などが冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が過半数を占めている。なお、サイバーダイン<7779>は買い気配のまま、前場の取引を終えている。

期末要因とみられる流れが続いており、昨日同様、こう着感の強い相場展開をみせている。指数インパクトの大きいファナック<6954>、ソフトバンク<9984>、京セラ<6971>、NTTデータ<9613>などが冴えない展開となり、上値の重しに。引き続きTOPIX型優位の展開といったところか。ただ、年度末要因から、インデックスに絡んだ売買が大引けにかけて活発化する可能性はあるだろう。

物色は高配当銘柄や中小型株にシフトしやすいだろうが、権利落ち後の出尽くし感も意識されてくるため、積極的な上値追いの動きはなさそうだ。サイバーダイン<7779>が買い気配で推移しているが、本日は売買が成立しない可能性が高い。ただ、明日以降の売買成立となりそうだが、サイバーダイン購入のため売られていた銘柄などには、次第に見直しの動きが意識されてきそうである。

■ドル・円は102円30銭、リパトリ(外貨建て資産売却・円買い)などで上げ渋る

ドル・円は102円30銭で推移。ドル・円は、3月期末決算に向けたリパトリ(外貨建て資産売却・円買い)、ウクライナ情勢への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.3814ドルから1.3826ドルで推移。ウクライナ情勢への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、141円35銭から141円50銭で推移。

12時17分時点のドル・円は102円30銭、ユーロ・円は141円27銭、ポンド・円は169円08銭、豪ドル・円は93円65銭付近で推移。上海総合指数は、2064.79(前日比-0.12%)で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は戻り売り圧力が強く上値の重い展開
・直近下落の目立った中小型株への見直し買いが強まる
・サイバーダイン<7779>は買い気配が続く、後場も中小型の動向に注目

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

16:00 菅官房長官、定例記者会見

<海外>

12:30 スティーブンス豪準備銀行総裁講演(香港)
15:10 ブラード米セントルイス連銀総裁が討論会参加(香港)
16:00 独・4月GfK消費者信頼感指数(予想:8.5、3月:8.5)



<KO>

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