今日の為替市場ポイント:南アフリカ準備銀行は政策金利を据え置き
[14/03/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
昨日27日のドル・円相場は、東京市場では101円72銭から102円29銭で堅調推移。欧米市場では102円44銭まで上昇し、102円18銭で取引を終えた。
本日28日のドル・円は主に102円台前半で推移か。顧客筋や短期筋などのドル買いオーダーが101円台後半の水準に置かれており、ドルは下げ渋る可能性がある。
南アフリカ準備銀行(SARB/中央銀行)は27日、政策金利を5.50%に据え置くことを発表した。金利据え置きは予想通りだったが、SARBのマーカス総裁は「中期的には政策金利は引き上げられる可能性がある」との見解を表明したことでランド買い・米ドル売りが優勢となった。
SARBは2014年のインフレ見通しを6.3%、2015年は5.8%と予想している。また、白金産業でのスト長期化や電力不足などが経済成長を阻害する要因になると指摘している。
市場関係者の間では、SARBは5月に0.50%の利上げを実施するとの見方が広がっている。南アフリカ、トルコなどの新興諸国は通貨安を抑制するために利上げを実施したが、2015年前半に米国が利上げを開始することから、より多くの国が金融引き締めに動く可能性がある。金融引き締めによって、短期的に経済活動が停滞するリスクはあるが、インフレが抑制されることによって、中長期的には経済成長が期待できる。
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