後場に注目すべき3つのポイント〜主力のネット関連などに買い戻しの動き
[14/03/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
28日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・大引けにかけてのポジション調整的な動きには注意
・ドル・円は102円15銭付近、本邦機関投資家のリパトリで上げ渋る展開
・主力のネット関連など直近下落の目立った中小型株の一角に買い戻しの動き
■大引けにかけてのポジション調整的な動きには注意
日経平均は小幅に続伸。3.40円高の14626.29円(出来高概算9億5000万株)で前場の取引を終えている。利食い優勢で始まり、日経平均は寄り付き後に一時14520.57円まで下げ幅を広げる局面もみられた。しかし、200日線レベルでの底堅さが意識されるなか、先物主導で切り返す展開に。
東証1部の騰落銘柄は、値上がりが1000を超えており、全体の6割近くを占めている。規模別指数では中型株が小幅に下げている一方で、大型、小型株指数が上昇。セクターでは空運、証券、倉庫運輸、小売などが強い半面、石油石炭、海運、繊維、情報通信が冴えない。また、中小型株への物色が活発であり、TOPIXの上昇率0.05%に対して、ジャスダック平均は0.58%、マザーズ指数は3.29%の上昇だった。
日経平均は直近の保ち合いレンジ上限での底堅い展開をみせている。200日線辺りが心理的な支持線として意識されているようであり、押し目買い意欲の強さが窺える。新興市場ではサイバーダイン<7779>の売買が一服するなか、足元で調整が続いていたIT関連などへの見直しの流れにシフトしている。
一方、ソフトバンク<9984>、ファナック<6954>の弱さが目立つなか、日経平均の重しとなっている。引き続き、ソフトバンクなどを睨みながら、中小型株での出遅れ物色が中心になりそうである。もっとも、円相場が円高に振れて推移するなど、ウクライナ情勢への警戒がくすぶるなか、積極的にポジションを取りに行く参加者は限られそうである。また、ここ数日みられている大引けにかけての先物主導による強い動きについても、期待感が先行している面もあり、ポジション調整的な動きには注意したいところだ。
■ドル・円は102円15銭付近、本邦機関投資家のリパトリで上げ渋る展開
ドル・円は102円15銭付近で推移。ドル・円は、3月期末決算に向けた本邦機関投資家のリパトリ(外貨建て資産売却・円買い)で上げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.3739ドルから1.3746ドルで推移。ウクライナ情勢への警戒感、欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測から上げ渋る展開。ユーロ・円は、140円25銭から140円50銭で推移。
12時17分時点のドル・円は102円15銭、ユーロ・円は140円43銭、ポンド・円は169円78銭、豪ドル・円は94円88銭付近で推移。上海総合指数は、2051.21(前日比+0.23%)で推移している。
■後場のチェック銘柄
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・主力のネット関連など直近下落の目立った中小型株の一角に買い戻しの動き
・後場も先物や為替を睨みつつ、売り込まれた銘柄への見直し買いに注目
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
16:00 菅官房長官、定例記者会見
<KO>










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