後場に注目すべき3つのポイント〜ソフトバンクが指数を牽引、ゲーム関連に資金
[14/04/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
16日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・中国GDP予想通り、今晩の米株高想定でショートカバーも
・ドル・円は102円21銭付近、東京株式市場の強含みで下げ渋る展開
・DeNA<2432>の急伸がゲーム関連の刺激材料に、後場も物色の広がりに注目
■中国GDP予想通り、今晩の米株高想定でショートカバーも
日経平均は大幅に続伸。316.92円高の14313.73円(出来高概算9億4000万株)で前場の取引を終えた。15日の米国市場の上昇のほか、米インテル、米ヤフーが決算を受けて時間外で上昇した流れを引き継ぐ格好となった。とりわけヤフーの決算でアリババの好業績が確認されたこともあり、指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>が急伸し、けん引役に。
また、前場半ばには財務相発言として、「GPIFが6月から動くので外人投資家が動く可能性」と伝わると、先物主導で上げ幅を広げている。その後も注目された中国の1-3月GDPが予想通りだったことが安心感につながっている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1600を超えており、全体の9割を占める全面高商状に。日経平均の上昇率が2%を超えるなか、マザーズ指数は3%近い上昇となるなど、中小型株物色も活発だった。セクターでは33業種すべてが上昇しており、鉱業、情報通信、その他金融、不動産、パルプ紙、石油石炭、サービス、保険、鉄鋼、証券などの強さが目立っている。
ギャップ・アップで始まった日経平均は、その後も上げ幅を広げるなか、11日に空けたマド埋めを完了した。マド埋め後も、財務相発言による先物主導での上昇が加わったことで予想以上の上昇をみせている。なにより、8%超の上昇をみせているソフトバンク<9984>が与える心理的な影響も大きいだろう。
中国の1-3月GDPは予想通りであったが、これを受けた欧米市場の動向を見極めたいとのムードもあり、さすがに大引けにかけては上げ幅を縮めてくる可能性はありそうだ。ただ、米企業の決算に安心感が出ているほか、インテル、ヤフーの時間外の上昇の影響から今晩の米国市場の上昇が期待される。外部環境に落ち着きがみられるなか、ショートカバーも入りやすい状況だろう。引き続き、ソフトバンク<9984>で強弱感を測りながらの相場展開に。
■ドル・円は102円21銭付近、東京株式市場の強含みで下げ渋る展開
ドル・円は102円21銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が強含みに推移していることで下げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.3809ドルから1.3820ドルで推移。ウクライナ情勢の緊迫化、欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測で上げ渋る展開。ユーロ・円は、140円69銭から141円32銭で推移。
12時18分時点のドル・円は102円21銭、ユーロ・円は141円21銭、ポンド・円は170円94銭、豪ドル・円は95円60銭付近で推移している。
■後場のチェック銘柄
・日銀の追加緩和期待や中国GDPの予想上振れなどで日経平均は強含み
・アリババの好業績確認でソフトバンク<9984>が急伸、指数を牽引
・DeNA<2432>の急伸がゲーム関連の刺激材料に、後場も物色の広がりに注目
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
13:30 2月鉱工業生産確報(速報値:前月比-2.3%)
15:15 黒田日銀総裁が信託大会であいさつ予定
<KO>










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