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前場に注目すべき3つのポイント〜買い一巡後は中国4月HSBC製造業PMIを見極めへ

注目トピックス 市況・概況

23日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:日経平均は25日線の攻防、先物主導で荒い値動きも
■外資系証券の注文動向:差し引き650万株の買い越し
■前場の注目材料:オバマ米大統領が午後に来日予定、TPP関連の動向に注目

■日経平均は25日線の攻防、先物主導で荒い値動きも

☆日経225想定レンジ:上限14600円-下限14400円

23日の東京市場は、リバウンドが意識されそうだ。22日の米国市場は予想を上回る住宅関連指標のほか、製薬業界の大型M&Aの報道などが好感され、ダウ、ナスダックともに上昇。シカゴ日経225先物清算値は大証比135円高の14485円となり、この流れを引き継ぐ格好から買いが先行しよう。

22日の日経平均は底堅い値動きをみせていたが、上値の重さが意識されるなか大引けにかけて売り込まれる展開となり、安値引けとなった。25日線を割り込む格好となったが、本日はこの25日線レベルでの攻防になりそうである。

なお、22日大引け後に決算を発表した日本電産<6594>は、今期営業利益見通しがコンセンサスを下回った。売り仕掛け的な流れとなるようだと、今後本格化する決算に対して様子見ムードが強まりやすくなろう。ただし、ADR(米国預託証券)では東証比較で小幅な下げにとどまっている。底堅さが意識されるようなら、投資家心理の改善につながることになる。

そのほか、中国HSBC製造業PMI(速報値)の発表が控えており、中国経済に対する警戒感がくすぶりやすいだろう。また、オバマ米大統領の訪日により、TPP(環太平洋経済連携協定)関連などへは思惑的な動きが出てくる可能性がある。

23日の米国ではアップル、フェイスブックなどの決算が予定されている。足元で波乱含みの状況が続いているモメンタム株の復活への期待が根強いなか、アップルやフェイスブックの結果を見極めたいところだろう。

材料豊富ななか、先物主導による思惑的な売買により、値動きの荒い展開となる可能性がありそうだ。

■外資系証券の注文動向:差し引き650万株の買い越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1120万株、買い1770万株、差し引き650万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

4月16日(水):220万株の売り越し
4月17日(木):630万株の買い越し
4月18日(金):50万株の売り越し
4月21日(月):140万株の売り越し
4月22日(火):210万株の買い越し

■前場の注目材料

・米国株高を受けて買い先行へ、買い一巡後は中国4月HSBC製造業PMIを見極め
・オバマ米大統領が午後に来日予定、TPP関連の動向に注目
・新興携帯会社などSIMロック解除要請、MVNO関連に再度関心が高まるか

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

09:25 中曽日銀副総裁が講演予定

<海外>

10:30 豪・1-3月期消費者物価指数(前年比予想:+3.2%、10-12月期:+2.7%)
10:45 中国・4月HSBC製造業PMI(予想:48.3、3月:48.0)



<KO>

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