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後場に注目すべき3つのポイント〜動意付いた材料株での短期値幅取り狙いが継続

注目トピックス 市況・概況

23日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・短期筋の資金回転が中心か
・ドル・円は102円51銭付近、102円70-00銭のドル売りオーダーで上値は限定的
・手掛けづらい状況は継続、動意付いた材料株での短期値幅取り狙いが継続

■短期筋の資金回転が中心か

日経平均は反発。81.77円高の14470.54円(出来高概算8億6000万株)で前場の取引を終えた。22日のNY市場の上昇や為替の円安の流れを受けて、幅広い銘柄に買いが先行した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比135円高の14485円だったが、大阪225先物は14500円と、これを上回ってのスタートに。ただし、その後は25日線レベルでのこう着が続いている。一時14533.69円まで上げ幅を広げる局面もみられたが、その後発表された4月のHSBC中国PMI速報値が予想と一致で材料視されず、前引けにかけて上げ幅を縮めている。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の6割を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに上昇。セクターではゴム製品、その他金融、情報通信、パルプ紙、非鉄金属、精密機器、陸運などが堅調。一方で、鉱業、電力ガス、鉄鋼、医薬品などが冴えない。

日経平均は25日線レベルでの攻防が続いており、前日の後場からの下落部分は吸収している。上値の重さが意識され、売り仕掛け的な動きにつながる可能性はあるが、オバマ米大統領訪日、今晩のアップル、フェイスブックの決算などを控えていることもあり、見極めムードから短期筋の仕掛け的な動きにとどまるとみておきたい。

日本電産<6594>の値動きをみると荒い値動きであり、方向感は掴みづらい状況である。決算を手掛かりにした短期筋の売買が中心であることが窺える。25日線に上値を抑えられているが、短期的にショートに傾いているようだと、大引けにかけてカバーの動きも意識されそうだ。そのほかソフトバンク<9984>への資金流入も活発である。こちらも短期資金が中心とみられるが、買い方優位に映る。

■ドル・円は102円51銭付近、102円70-00銭のドル売りオーダーで上値は限定的

ドル・円は102円51銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が強含みに推移していることで下げ渋る展開だが、102円70-00銭のドル売りオーダーで上値は限定的。ユーロ・ドルは、1.3799ドルから1.3818ドルで推移。ウクライナ情勢への警戒感、欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測で上げ渋る展開。ユーロ・円は、141円60銭から141円77銭で推移。

12時14分時点のドル・円は102円51銭、ユーロ・円は141円63銭、ポンド・円は172円55銭、豪ドル・円は95円45銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は上げ渋る展開、慎重な企業業績見通しが相次いでいることも重しに
・アイフル<8515>などノンバンクの一角の上昇が目立つ、後場も物色の広がりに注目
・手掛けづらい状況は継続、動意付いた材料株での短期値幅取り狙いが継続

☆後場の注目スケジュール☆

<海外>

16:30 タイ中央銀行が政策金利発表(2.00%で現状維持の予想)



<KO>

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