日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は41円安、トヨタなどが軟調
[14/04/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は売り方優位の展開で41円安、トヨタなどが軟調】
9時36分現在の日経平均株価は、14363.79円(前日比-41.20円)で推移。日経平均は続落で始まった。24日の米国市場がアップル効果も限られてまちまちだったほか、注目されていた日米のTPP交渉については、甘利TPP担当相が会見で「大筋合意という表現はない」と伝えられている。織り込み済ではあるが、売り方優位の展開に。また、円相場は1ドル=102円30銭辺りでの推移と、やや円高に振れていることも手掛けづらくさせている。
売買代金上位ではソフトバンク<9984>が続落で一時2%超の下げ。トヨタ<7203>、KDDI<9433>、ファーストリテ<9983>、三菱地所<8802>、テルモ<4543>、ブリヂス<5108>などが軟調。一方で、JT<2914>、ホットリンク<3680>、サイバエージ<4751>、フィックスター<3687>、JR東海<9022>などが堅調。セクターでは鉱業、医薬品、陸運、電力・ガス、鉄鋼、食料品などが堅調。半面、不動産、情報・通信、証券、保険、輸送用機器などが冴えない。
【ドル・円は102円32銭付近、リスク回避的な円買い拡大の可能性は低い】
ドル・円は102円32銭付近で推移。本日発表された3月の全国消費者物価コア指数は前年比+1.3%となり、物価上昇率は市場予想をやや下回った。ただ、この数字に対する外為市場の反応は限定的だった。日経平均株価はマイナス圏で推移しているが、この程度の株安は想定の範囲内との声が聞かれており、株安を嫌気したリスク回避的な円買いが拡大する可能性は低いとみられている。
■今後のポイント
・日経平均株価の下落幅は想定の範囲内で特に意識されず
・102円近辺で短期筋などのドル買い興味
9時36分時点のドル・円は102円32銭、ユーロ・円は141円50銭、ポンド・円は171円94銭、豪ドル・円は94円78銭付近で推移している。
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