24日の米国市場ダイジェスト:ダウは119ドル安、イラク情勢の報道をきっかけに下落に転じる
[14/06/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは119ドル安、イラク情勢の報道をきっかけに下落に転じる
NYダウ ナスダック
終値 :16818.13 終値 :4350.36
前日比:-119.13 前日比:-18.32
始値 :16934.62 始値 :4367.90
高値 :16969.70 高値 :4399.87
安値 :16805.23 安値 :4342.90
24日の米国株式相場は下落。ダウ平均は119.13ドル安の16818.13、ナスダックは18.32ポイント安の4350.36で取引を終了した。朝方は売りが先行したものの、6月消費者信頼感指数や5月新築住宅販売件数が相次ぎ予想を上回ったことで上昇に転じた。しかしながら、その後シリア軍がイラク西部で空爆を実施したとの報道をきっかけに下落に転じる展開となり、引けにかけて下げ幅を拡大した。セクター別では、公益事業や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方、エネルギーや資本財が下落した。
半導体のマイクロン・テクノロジー(MU)は予想を上回る決算を発表して上昇。家電小売のベストバイ(BBY)は、モルガン・スタンレーが買い推奨でカバレッジを開始したことで堅調推移となった。一方で、ドラッグストアのウォルグリーン(WAG)は、決算が予想を下回り下落。中東情勢の緊迫化にも関わらず、原油価格が頭打ちとなっていることでエクソン(XOM)など石油大手各社も軟調推移となった。
先日の5月中古住宅販売と24日の新築住宅販売が共に予想を大きく上振れたことから、米国の住宅市場に楽観的な見方が広がりつつある。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は101円98銭、フィラデルフィア地区連銀総裁が早期利上げの可能性を示唆
ドル・円は101円89銭から102円17銭まで上昇し101円98銭で引けた。プロッサー米フィラデルフィア地区連銀総裁が早期の利上げの可能性を示唆したことや予想を上振れた米国の経済指標を受けたドル買いが優勢となった。その後、反政府派による攻撃を受けてウクライナのポロシェンコ大統領が休戦取りやめの可能性を示唆したことやシリアによるイラク西部攻撃の報道を受けた地政学的リスクの上昇に、リスク回避の円買いが再燃。
ユーロ・ドルは、1.3623ドルから1.3583ドルへ下落し1.3607ドルで引けた。予想を下振れたドイツの6月IFO企業景況感指数を嫌気したユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、株安に連れ138円91銭から138円63銭へ下落した。
ポンド・ドルは、1.7002ドルから1.6966ドルへ下落。カーニー英中央銀行総裁の発言を受けて、早期の利上げ観測が後退しポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは、0.8930フランから0.8958フランへ上昇した。
■NY原油:続落で106.03ドル、米在庫統計発表控え調整的な売りが優勢に
NY原油は続落(NYMEX原油8月限終値:106.03 ↓0.14)。106.46ドルから105.71ドルまで下落した。この日発表された米国の5月新築住宅販売件数、6月消費者信頼感指数が上振れで改善したことを受けて、需要の先行き期待感から一時買いが強まった。
その後は、NYダウが下落に転じて徐々に下げ幅を拡大していくなか、日本時間25日夜に予定される米エネルギー情報局(EIA)週報(週次石油在庫統計)の発表を控え、持ち高調整的な動きも出たとみられ、売りが優勢になった。
ただ、引け際に、ウクライナのポロシェンコ大統領の声明「期限前に停戦が終了する可能性も」、「ウクライナ軍は躊躇せず反撃へ」などが伝えられ、106ドル絡みに戻した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 15.49ドル -0.15ドル(-0.96%)
モルガン・スタンレー(MS) 32.03ドル -0.49ドル(-1.51%)
ゴールドマン・サックス(GS)168.23ドル -2.01ドル(-1.18%)
インテル(INTC) 30.50ドル +0.27ドル(+0.89%)
アップル(AAPL) 90.28ドル -0.55ドル(-0.61%)
グーグル(GOOG) 564.62ドル -0.33ドル(-0.06%)
フェイスブック(FB) 65.72ドル +0.35ドル(+0.54%)
キャタピラー(CAT) 107.81ドル -0.97ドル(-0.89%)
アルコア(AA) 14.47ドル -0.30ドル(-2.03%)
ウォルマート(WMT) 75.97ドル +0.18ドル(+0.24%)
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