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後場に注目すべき3つのポイント〜決算本格化を控え膠着感の強い相場展開が継続

注目トピックス 市況・概況

24日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・仕手系色の強い銘柄でも良いので、柱が必要な状況
・ドル・円は101円59銭付近、地政学的リスクへの警戒感から上げ渋る展開
・協栄産<6973>やダイジェット<6138>など値動きの軽い銘柄での値幅取り

■仕手系色の強い銘柄でも良いので、柱が必要な状況

日経平均は小幅に反発。16.36円高の15344.92円(出来高概算9億6000万株)で前場の取引を終えた。23日の米国市場はまちまちだったが、米フェイスブックが発表した決算が売上、利益共に予想を上回っており、時間外取引で上昇していることが材料視されている。また、注目されていた日本電産<6594>の決算後の動向については、反発して始まったことにより、安心感につながった。

セクターではまちまちであり、空運、証券、海運、ガラス土石、輸送用機器、繊維、電気機器、機械などが堅調。一方で、その他製品、情報通信、鉄鋼、非鉄金属などが小安く推移している。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに小幅に上昇。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が過半数を占めている。

ただし、本格化する決算を前に積極的には動きづらく、日経平均は前日に続き狭いレンジ内での推移が続いている。米フェイスブックの上昇がソーシャル・ネットワークやバイオ関連などモメンタム株への物色に向かわせているが、資金回転が速く、手掛けづらさが窺える状況に。

バイオ関連の一角が堅調に推移しているが、サイバダイン<7779>など前日に賑わっていた銘柄には利益確定の売りが先行する格好であり、材料株物色などもまちまちとなっている。テーマ物色も定まりづらいなか、本格化する決算を手掛かりとした業績相場に移行する展開になりそうである。

また、日経平均はこう着ながらも25日線を上回って推移しており、次第に煮詰まり感が意識されている。しかし、先物市場では狭いレンジ内での取引が続いており、商いも膨らみづらいなか、仕掛け的な動きも出難いようである。

業績相場とは言え、テーマ性の銘柄などが動意をみせてこないと、日替わり的な物色になりやすく、次第に相場のムードも悪くなる可能性がある。仕手系色の強い銘柄でも良いので、柱が必要な状況であろう。

■ドル・円は101円59銭付近、地政学的リスクへの警戒感から上げ渋る展開

ドル・円は101円59銭付近で推移。ドル・円は、地政学的リスクへの警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.3455ドルから1.3463ドルで推移。欧州金融危機、ウクライナ紛争、欧州連合による対露追加制裁への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、136円63銭から136円72銭で推移。

12時18分時点のドル・円は101円54銭、ユーロ・円は136円68銭、ポンド・円は172円96銭、豪ドル・円は95円98銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は小幅高、米フェイスブックの時間外上昇などが支援材料に
・協栄産<6973>やダイジェット<6138>など値動きの軽い銘柄での値幅取り
・日本電産<6594>の動向を引き続き見極め、決算本格化を控え膠着感の強い相場展開が継続

☆後場の注目スケジュール☆

<海外>

16:30 独・製造業PMI(7月)
16:30 独・サービス業PMI(7月)



<KO>

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