日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は95円高、円安進行が安心感につながる
[14/07/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は95円高、為替相場の円安進行が安心感につながる】
9時40分現在の日経平均株価は、15741.39円(前日比+95.16円)で推移。日経平均はシカゴ先物にサヤ寄せする格好からのギャップ・アップで始まっている。米4-6月期国内総生産(GDP)速報値の結果を受けて為替市場ではドルが買われ、一時1ドル103円台に乗せていることも買い安心感につながっている。セクターでは、その他金融、銀行、保険、ゴム製品、証券、鉄鋼、輸送用機器などが堅調。一方で、任天堂<7974>の予想以上の赤字が嫌気された影響から、その他製品が下落率トップ。陸運、電力・ガス、鉱業、水産・農林などが小安い。
売買代金上位では全般堅調であり、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、ソフトバンク<9984>、オリックス<8591>、マツダ<7261>、ミクシィ<2121>、DDS<3782>などが堅調。また、決算後の動向が注目されていたコロプラ<3668>は買い気配からのスタートに。
【ドル・円は102円82銭付近、株高意識のドル買い・円売りは増えず】
ドル・円は102円82銭付近で推移。日経平均株価は堅調に推移しているが、現時点で株高を意識したドル買い・円売りは増えていないもよう。本日は月末日であることから顧客筋のドル買いが多くなるとの見方があるが、輸出企業のドル売りもそこそこ多いとの声が聞かれている。ポジション調整的なドル買いは一巡しており、新たなドル買い材料が提供されない場合、ドル・円は103円付近で上げ渋る可能性との見方が出ている。
■今後のポイント
・日経平均株価の続伸を意識したドル買いは拡大せず
・102円50銭付近に短期筋のドル買いオーダー
9時40分時点のドル・円は102円82銭、ユーロ・円は137円75銭、ポンド・円は173円94銭、豪ドル・円は95円87銭付近で推移している。
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