後場に注目すべき3つのポイント〜三井物産、スクエニHDなどが後場決算を発表予定
[14/08/06]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
6日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・需給懸念が警戒されてくるが押し目拾いのポイントにも
・ドル・円は102円53銭付近、地政学的リスクへの警戒感から上げ渋る展開
・三井物産<8031>、スクエニHD<9684>などが後場決算を発表予定
■需給懸念が警戒されてくるが押し目拾いのポイントにも
日経平均は続落。152.71円安の15167.60円(出来高概算10億7000万株)で前場の取引を終えた。5日の米国市場は、地政学リスクの高まりを背景としたリスク回避の流れから弱含みとなるなか、東京市場も売り先行の展開になった。また、指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>は、米スプリントがTモバイル買収協議を終了との報道もあり、下げ幅を拡大させたこともセンチメントを悪化させている。決算がポジティブ視されたトヨタ自<7203>も買い先行後はマイナス圏に失速。中小型株についてもミクシィ<2121>などの弱い値動きが続いていることから、次第に模様眺めムードが強まる展開に。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1300を超えており、全体の7割を占めている。セクターではその他製品、水産農林が小幅に上昇する半面、電力ガス、鉄鋼、情報通信、鉱業、銀行、不動産、保険、空運、証券、海運、繊維、倉庫運輸、非鉄金属、金属製品、パルプ紙、その他金融など、幅広いセクターが1.0%を超える下げとなった。
日経平均は15200円を割り込み、ボリンジャーバンドでは-2σ、一目均衡表では雲上限に接近しており、ここからは売り込みづらいところであろう。積極的な押し目買いは期待しづらいだろうが、好業績銘柄については押し目拾いのスタンスを意識しておきたいところ。
しかし、先物市場での断続的な売りが続いているほか、ソフトバンク<9984>の下げや、中小型の主力処の弱い値動きなどから損失覚悟の売りも意識されやすいところである。そのため、好決算企業のほか、低位の材料系、上昇基調が継続しており需給が良好な銘柄に、資金がシフトしやすいと考えられる。そのほか、トヨタ自<7203>の6000円割れからの底堅さ、その後の見直しがみられるかが注目される。
■ドル・円は102円53銭付近、地政学的リスクへの警戒感から上げ渋る展開
ドル・円は102円53銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が弱含みに推移していること、地政学的リスクへの警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.3360ドルから1.3374ドルで推移。欧州金融危機、ウクライナ紛争への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、137円06銭から137円20銭で推移。
12時22分時点のドル・円は102円53銭、ユーロ・円は137円09銭、ポンド・円は173円00銭、豪ドル・円は95円35銭付近で推移している。
■後場のチェック銘柄
・ソフトバンク<9984>の下落が日経平均の重し、先物動向を引き続き注視
・ミクシィ<2121>やサイバーダイン<7779>は売り一巡後下げ渋る展開
・三井物産<8031>、スクエニHD<9684>などが後場決算を発表予定
☆後場の決算発表予定銘柄☆
■13時00分
曽田香料<4965>
オーナンバ<5816>
クリナップ<7955>
リンテック<7966>
三井物産<8031>
阪和興業<8078>
乾汽船<9113>
日鉄住金物産<9810>
■13時30分
伊藤忠商事<8001>
■14時00分
森永乳業<2264>
日本製紙<3863>
三ツ星ベルト<5192>
KTC<5966>
アマダ<6113>
リード<6982>
ニチコン<6996>
田中商事<7619>
ヨネックス<7906>
グローブライド<7990>
稲畑産業<8098>
フジトミ<8740>
スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>
東京會舘<9701>
※上記スケジュールは予定になっておりますので、発表日時が変更になる場合がございます。
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
14:00 6月景気動向指数(予想:景気一致指数109.6、先行指数:111.3)
<海外>
15:00 独・6月製造業受注(前月比予想:+0.9%、5月:-1.7%)
16:15 スイス・7月消費者物価指数(前年比予想:0.0%、6月:0.0%)
16:30 タイ中央銀行が政策金利発表(2.00%で現状維持の公算)
<KO>









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