後場に注目すべき3つのポイント〜ゲーム関連を中心に中小型株物色は活発
[14/08/12]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・ミクシィ効果大、意外な形で需給は改善傾向に
・ドル・円は102円29銭付近、102円40-50銭にドル売りオーダー
・ミクシィ<2121>がストップ高買い気配、コロプラ<3668>やガンホー<3765>に資金
■ミクシィ効果大、意外な形で需給は改善傾向に
日経平均は続伸。48.25円高の15178.77円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えた。11日の米国市場ではウクライナ情勢の緊張緩和を背景に堅調な展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円高の15145円だったが、大阪225先物は15160円とこれを上回って始まっている。その後は前日の高値水準でのこう着が続いていたが、インデックスに絡んだ資金流入によってじりじりと上げ幅を広げている。
また、ミクシィ<2121>が本日もストップ高買い気配となるなか、コロプラ<3668>、ガンホー<3765>など他のゲーム関連に物色が波及するなど、個人のセンチメントが改善傾向にある。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1100を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは鉄鋼、ガラス土石、海運、卸売、鉱業、医薬品、石油石炭などが堅調。一方で、ソフトバンク<9984>がマイナス圏で推移するなど、情報通信が小幅ながら下落率トップに。
日経平均は狭いレンジ取引だが、一時15200円を回復してきている。ただし、この水準は一目均衡表の雲上限レベルであり、強弱感が対立しやすい水準でもある。また、お盆休みの影響もあって商いは膨らみづらく、指値状況の薄い中をインデックス売買で押し上げている面もあるため、積極的な上値追いは慎重に映る。
もっとも、昨日ストップ高で比例配分となったミクシィ<2121>が、LINEとスマホゲームで共同企画と報じられ連日のストップ高に。行き場のない資金は他のゲーム関連などへシフトしており、個人主体の中小型株物色は活発である。先週末の急落によって需給悪化が警戒されていたが、意外な形で改善をみせている。参加者は限られているとみられるが、ミクシィを睨みながら、他の銘柄への波及効果に引き続き期待したいところである。
■ドル・円は102円29銭付近、102円40-50銭にドル売りオーダー
ドル・円は102円29銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が強含みに推移していることで堅調推移だが、地政学的リスクへの警戒感、ドル売りオーダー(102円40-50銭)で上げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.3368ドルから1.3386ドルで推移。欧州金融危機、ウクライナ紛争への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、136円80銭から136円86銭で推移。
12時21分時点のドル・円は102円29銭、ユーロ・円は136円80銭、ポンド・円は171円58銭、豪ドル・円は94円76銭付近で推移している。
■後場のチェック銘柄
・ウクライナ情勢の緊張緩和などを受けて日経平均は見直し買いが継続
・ミクシィ<2121>がストップ高買い気配、コロプラ<3668>やガンホー<3765>に資金
・一段の上値追いの動きは慎重も、ゲーム関連を中心に中小型株物色は継続か
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
12:45 30年国債入札の結果発表
13:30 6月鉱工業生産確報値
<KO>










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