後場に注目すべき3つのポイント〜ミクシィが売買代金トップ、短期資金の関心が集中
[14/08/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
13日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・一部の銘柄に短期筋の値幅取り狙いの資金が集中しやすい需給状況
・ドル・円は102円29銭付近、地政学的リスクへの警戒感などで上げ渋る展開
・ミクシィ<2121>が全市場で売買代金トップ、短期資金の関心が集中
■一部の銘柄に短期筋の値幅取り狙いの資金が集中しやすい需給状況
日経平均は続伸。24.79円高の15186.10円(出来高概算8億6000万株)で前場の取引を終えている。米株安の流れを受けて売り優勢の展開で始まったが、寄り付き直後につけた15108.53円を安値に、その後は切り返しをみせている。寄り付き前に発表された4-6月期国内総生産(GDP)は市場予想ほど悪くなかったが、市場の反応は限定的。
指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>がリバウンドをみせており、日経平均をけん引する格好に。そのほか、電通<4324>、ホンダ<7267>、三井不<8801>、TDK<6762>などが堅調。また、甘利経財相は、4-6月期GDPの結果に関連して、消費税増税を控えた駆け込み需要の反動減については「和らぎつつある」と指摘しており、この見解を受けて先物主導で切り返しを見せた面もある。
そのほか、連日のストップ高比例配分をみせていたミクシィ<2121>は、3日ぶりにザラバで寄り付き、その後もプラス圏での推移が続いている。セクターでは海運、空運、その他金融、不動産、鉄鋼、非鉄金属などが堅調。一方で、鉱業、医薬品、電力ガス、倉庫運輸などが小安い。
商いは膨らみづらい状況のなか、日経平均は5日線を支持線に底堅い値動きをみせている。ただし、一目均衡表の雲上限と転換線が心理的な上値抵抗となるなか、積極的な売買は限られよう。また、ミクシィ<2121>がザラバで寄りついたが、行き場のない資金がミクシイに還流するなか、直近で動意付いていた他のゲーム関連などへは利益確定の売りが優勢に。物色の広がりが期待しづらいなか、一部の銘柄に短期筋の値幅取り狙いの資金が集中しやすい需給状況になりそうだ。
また、4-6月GDPを受けた甘利経財相の発言に先物が反応した感がある。言葉のアルゴリズムが反応したとの見方もあり、大引けにかけてのポジション調整の動きなどには警戒しておきたいところか。
■ドル・円は102円29銭付近、地政学的リスクへの警戒感などで上げ渋る展開
ドル・円は102円29銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が下げ渋る展開となったことで堅調推移だが、地政学的リスクへの警戒感、ドル売りオーダー(102円40-50銭)で上げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.3360ドルから1.3369ドルで推移。欧州金融危機、ウクライナ紛争への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、136円65銭から136円74銭で推移。
12時16分時点のドル・円は102円29銭、ユーロ・円は136円70銭、ポンド・円は171円91銭、豪ドル・円は94円91銭付近で推移している。
■後場のチェック銘柄
・甘利経財相発言を受けて日経平均は先物主導で切り返す展開に
・ミクシィ<2121>が全市場で売買代金トップ、短期資金の関心が集中
・積極的な売買が手控えられやすいなか、動意付いた銘柄に資金が向かいやすい状況
☆後場の注目スケジュール☆
<海外>
14:30 中国・7月小売売上高(前年比予想:+12.5%、6月:+12.4%)
14:30 中国・7月鉱工業生産(前年比予想:+9.2%、6月:+9.2%)
<KO>









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