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14日の日経平均は4日続伸となり、100.94円高の15314.57円（出来高概算18億3000万株）で取引を終えた。25日線に上値を抑えられる格好となり、日中値幅は70円弱だったが、15300円を挟んでの底堅い展開だった。終値ベースでは8月5日以来、7営業日ぶりに15300円を回復している。

13日の米国市場では、小売売上高が予想を下回ったことで早期利上げ観測が後退し、終日堅調な展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比85円高の15305円となり、日経平均はこれにサヤ寄せする格好に。寄り付き前に発表された6月の機械受注はコンセンサスを大きく下回ったが、市場への影響は限定的だった。

物色の流れはミクシィ<2121>などゲーム株が一服をみせるなか、回転の利いている資金はバイオ関連などにシフト。また、ソフトバンク<9984>、ファナック<6954>など指数インパクトの大きい値がさの一角がけん引する格好。セクターではパルプ紙、空運、建設、海運、情報通信、鉱業、医薬品などの強さが目立つ。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の6割を占めている。

日経平均は25日線での攻防だったが、これについては想定内の値動きであろう。明日は週末要因から、より参加者は限られると考えられ、こう着感の強い相場展開が続きそうである。しかし、一目均衡表では雲を上放れてきたほか、パラボリック、MACDなどのテクニカルでは陽転シグナルの発生が近づいている。市場は来週以降のお盆休み明けによる資金回帰への期待。決算一巡後の政策期待の高まりを背景に、物色意欲は再び強まる可能性がある。先回り的な動きも意識されてくる可能性がありそうだ。



＜KO＞