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後場に注目すべき3つのポイント〜鉄建が売買代金トップ、含み資産関連にも資金

注目トピックス 市況・概況

20日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・ソフトバンクに資金が集中しやすい
・ドル・円は102円98銭付近、103円00-25銭のドル売りオーダーで上げ渋る
・鉄建<1815>が売買代金トップ、東京ドーム<9681>など含み資産関連の一角にも資金が向かう

■ソフトバンクに資金が集中しやすい

日経平均は小反落。8.09円安の15441.70円(出来高概算9億7000万株)で前場の取引を終えた。19日のNY市場は、7月住宅着工件数が予想を上回ったほか、26日にロシアとウクライナが首脳会談を行う見通しとなったことが好感された。また、円相場は1ドル102円90銭辺りと、やや円安に振れて推移。

米株高や円安を受けて、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から東京市場も買いが先行し、日経平均は寄り付き直後に一時15492.88円を付けている。しかし、節目の15500円には届かず、その後は狭いレンジ内でのこう着が続く中、若干ながら下げに転じている。

セクターでは情報通信、海運、サービス、石油石炭、鉱業、ゴム製品、化学などがしっかり。一方でその他金融、保険、証券、陸運、水産農林、非鉄金属などが小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり、値下がりが拮抗。規模別指数では小型株指数のみが上昇。

日経平均は節目の15500円に届かず、方向感が掴みづらくなっている。足元で7営業日続伸であり、利益確定の売りも出やすいところ。また、基本的には21日から開催されるカンザスシティー連銀経済シンポジウム(ジャクソンホール会合)でのイエレンFRB議長の発言などを見極めたいとする様子見ムードが強い。ロシアのプーチン大統領とウクライナのポロシェンコ大統領、それにEUの代表らが26日に会談することになったことから、停戦に向けた動きへの期待が高まる半面、26日の結果をみるまでは、強気にもなりづらいところであろう。

指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンク<9984>、日東電<6988>、KDDI<9433>が日経平均を下支えする一方で、ファーストリテ<9983>が重しに。ミクシィ<2121>、コロプラ<3668>などが一服の中で物色対象が広がりづらく、引き続きソフトバンクの動向が注目されそうだ。

■ドル・円は102円98銭付近、103円00-25銭のドル売りオーダーで上げ渋る

ドル・円は102円98銭付近で推移。ドル・円は、米国の住宅市場の改善、地政学的リスクの緩和を受けて堅調に推移したものの、ドル売りオーダー(103円00-25銭)で上げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.3314ドルから1.3323ドルで推移。ウクライナ紛争への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、137円04銭から137円15銭で推移。

12時17分時点のドル・円は102円98銭、ユーロ・円は137円05銭、ポンド・円は171円10銭、豪ドル・円は95円77銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・週末のイエレンFRB議長講演を控えるほか、直近の株高で積極的な上値追いは限定的
・鉄建<1815>が売買代金トップ、東京ドーム<9681>など含み資産関連の一角にも資金が向かう
・ソフトバンク<9984>の堅調さが日経平均を下支え、引き続き動向に注目へ

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

13:30 全産業活動指数(6月)
14:00 訪日外国人客数(7月)
14:00 鉄鋼生産(7月)
16:00 コンビニエンスストア売上高(7月)

<海外>

15:00 独・生産者物価指数(7月)



<KO>

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