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22日の日経平均は反落となり、115.27円安の16205.90円（出来高概算19億5000万株）で取引を終えた。アリババ上場でひとまず材料出尽くし感が台頭したソフトバンク<9984>が6％を超える下げとなり、日経平均の重しとなった。また、先週の大幅な上昇に対する反動による利益確定の流れもあったとみられる。

しかし、規模別指数は大型、中型、小型株指数ともに小幅な下げにとどまっており、東証1部の騰落銘柄については、値下がり数がやや上回る状況。TOPIXについては小幅な下げであり、ソフトバンクを除けば、全体としては底堅さが意識されている。円相場についてはドル・円はやや円安が一服となったが、ユーロ・円については1ユーロ140円台前半での推移と、円安に振れて推移していた。祝日を挟んでいることもあり、積極的な参加者も限られていたようだ

祝日明けについては、ソフトバンクの動向に関心が集まろう。本日の急落で短期的な買いポジションはロスカットを迫られたと考えられ、一気に需給整理が進捗。一方、アリババの動向次第では、仕切り直しも意識されるところ。そのほか、アップルの「iPhone6」の販売動向が注目される。昨年の「iPhone 5s」の発売時には週末3日間で900万台を販売しており、この水準を上回るかどうかが目安となるだろう。22日23日のアリババ、アップルの動向に注目である。また、配当権利取りの動きも活発となろう。

そのほか、テーマ株では、カジノ関連の一角に動意がみられていた。来週29日に召集する方針の臨時国会の会期は、11月30日までの63日間になるもようである。カジノを合法化する法案（IR推進法案）の審議が再開する予定であり、改めて政策期待が高まりやすい。



＜KO＞