今日の為替市場ポイント:米国金利の先高観が台頭
[14/09/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
先週末26日のドル・円相場は、東京市場では108円48銭から109円16銭で推移。欧米市場では一時109円53銭まで上昇し、109円28銭で取引を終えた。
本日29日のドル・円は、主に109円台で堅調推移か。米国金利の先高観が台頭しており、リスク選好的なドル買いは継続する可能性がある。
26日発表の米4-6月期国内総生産(GDP)確定値は前期比年率で+4.6%となり、市場予想と一致。確定値は改定値+4.2%から上方修正された。
同期の個人消費は市場予想を下回っており、個人消費の改善を期待していた一部の投資家からは、やや期待外れの内容だったとの声が聞かれた。ただし、4-6月期の米経済成長率は+4.6%の伸びを記録していたことから、早期利上げへの期待は後退していない。設備投資、住宅投資、輸出が上方修正されていたことも好感されているようだ。輸出の伸びはドル上昇につながるとの見方が出ている。
市場関係者の間では、米国の利上げ開始時期は2015年3月になるとの見方が増えている。この見方を大きく変えるような材料が提供されない場合、ドルは主要通貨に対して上昇を続けることが予想される。
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