今日の為替市場ポイント:黒田日銀総裁の会見待ちに
[14/10/07]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
昨日6日のドル・円相場は、東京市場では109円85銭から109円33銭まで下落。欧米市場では一時108円65銭まで続落し、108円79銭で取引を終えた。
本日7日のドル・円は109円前後で推移か。ポジション調整的な円買いは一巡しつつあるが、黒田日銀総裁の記者会見内容を確認する必要があることから、目先においてドル・円は108円台後半でもみ合いを続ける可能性がある。
報道によると6日に開かれた衆院予算委員会の質疑で、みんなの党の浅尾議員は、外為特会(外国為替資金特別会計)で保有するドル資産について、満期がきたら円に戻すよう求めたそうだ。これに対して麻生財務相は、「基本的には円買い・ドル売り介入ということになる」、「金融とか為替の市場には何が起きるかわからない、極めて不測の事態が起きる」と答えたようだ。
財務省によると、円買い・外貨売り介入の場合には、外貨建債券の売却等により外貨を調達し、為替介入を通じて外貨を売却し、円貨を購入する。介入で得た円貨は政府短期証券の償還に充当される。
外為特会の為替評価損は2013年度末で約9兆8600億円と報じられているが、1ドル=110円の場合、評価損は小さくなるようだ。政府・日銀の円安志向は評価損を解消するためではないか、との見方があるが、2013年度末時点で10兆円近い為替評価損は予想以上との声が聞かれている。
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