今日の為替市場ポイント:FOMC声明は予想以上にタカ派的との見方
[14/10/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
昨日29日のドル・円相場は、東京市場では108円24銭から107円99銭で推移。欧米市場では108円97銭まで上昇し、108円91銭で取引を終えた。
本日30日のドル・円は109円前後で推移か。米労働市場の改善に対する期待が広がっていることから、ドル・円は109円台前半まで上昇する可能性がある。
29日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明は、予想以上にタカ派的との見方が広がり、ドルは主要通貨に対して買われる展開となった。市場参加者の間では、「労働資源の未活用の程度は、徐々に縮小する」との見解が表明されたことで利上げ時期は早まるとの思惑が再浮上している。
市場参加者の間では「労働資源の未活用の程度は徐々に縮小する」との見解は楽観的であるとの見方も存在しているが、それでも米連邦準備制度理事会(FRB)は利上げ実施を先送りする可能性は低いとの見方が多いようだ。
ただし、賃金の上昇は当面抑制される可能性があることから、インフレが急速に進行するとの思惑は広がっていない。また、ドル高はインフレ抑制につながることから、多くの市場参加者は米長期金利が大幅に上昇することはないと考えている。
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