NY原油先物週間見通し:もみあいか、世界経済の成長鈍化が意識される可能性
[14/11/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY原油先物
安値:65.69ドル
高値:77.02ドル
終値:66.15ドル
前週末比(騰落率):-13.54%
■大幅下落、OPEC総会で減産合意できず
NY原油先物は大幅下落。節目の70ドルを大きく下回った。石油輸出国機構(OPEC)が供給過多の解消に向けた減産を見送ったことに市場は強く反応した。27日に開かれたOPEC総会で日量3000万バレルの生産水準を変更しないことが決まった。供給超過の状態は解消されず、原油先物は大幅に下落する展開となった。
■もみあいか、世界経済の成長鈍化が意識される可能性
想定レンジ:63.00〜70.00ドル
NY原油先物はもみあいか。一部の投機筋は利食い目的で原油先物を買い戻すとの見方があるが、OPECが減産を見送った影響は相当大きいとみられる。世界経済の成長鈍化に対する懸念が残されていることも原油先物の大幅な反発を抑える一因となりそうだ。
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