今日の為替市場ポイント:米長期債利回りの上昇は自律反発に過ぎないとの声
[15/01/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
昨日29日のドル・円相場は、東京市場では117円39銭から118円10銭で推移。欧米市場では一時118円49銭まで上昇し、118円30銭で取引を終えた。
本日30日のドル・円は118円台で推移か。NYダウの大幅反発を好感して、リスク回避的な円買いは縮小する見込み。
29日の欧米市場では、前週分の米新規失業保険申請件数が予想を大きく下回る26.5万件に減少し、長期債利回りはやや上昇した。NYダウが225ドル高となったことも意識されたようだ。
ただし、米長期債利回りは直近で大きく下げていたことから、29日の利回り上昇は自律反発に過ぎないとの声が聞かれている。米長期債利回りは1月16日に1.70%近辺まで低下。その後、1.95%近辺まで反発したが、NYダウの下落を意識して28日には再び1.70%近辺まで下げる場面があった。量的緩和策が終了しても2年債と10年債の利回り格差の縮小は続いているが、債券市場は原油安によるインフレ抑制や米国経済の成長鈍化を想定しているのかもしれない。
<KO>










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