NY株式:ダウは251ドル安、10-12月期GDP速報値の予想下振れを嫌気
[15/01/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
30日の米国株式相場は下落。ダウ平均は251.90ドル安の17164.95、ナスダックは48.17ポイント安の4635.24で取引を終了した。10-12月期GDP速報値が年率2.6%と予想を下回ったことから売りが先行。その後発表された1月ミシガン大学消費者景況感指数(確報値)が予想を下回ったことや10-12月期雇用コスト指数が小幅上昇にとどまり、労働者賃金の伸び悩みが明らかになったことも嫌気され、引けにかけて下げ幅を拡大した。NY原油先物相場が47ドル台に上昇したものの、反応は限定的。セクター別では、エネルギーや小売が上昇する一方で半導体・半導体製造装置や運輸が下落した。
ネット小売のアマゾン(AMZN)は決算が予想を上回り黒字を確保したことが好感され、急上昇。医薬品のバイオジェン・アイデック (BIIB)やカード決済ネットワークのビザ(V)及びマスターカード(MA)もそれぞれ好決算を発表して上昇した。一方で、フットウェアブランドのデッカーズ・アウトドア(DECK)は決算内容が予想を下回ったほか、通年の見通しを引き下げたことが嫌気され、急落。カジノホテル運営のウィン・リゾート(WYNN)は12月のカジノ収入落ち込みへの懸念から、軟調推移となった。
30日、ニューヨーク証券取引所に上場したハンバーガーチェーンのシェイク・シャック(SHAK)は、公開価格の21ドルに対し一時150%高まで高騰、好調な出だしとなった。本日終値ベースで時価総額は16.2億ドル。
(Horiko Capital Management LLC)
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