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11日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は6.62ドル安の17862.14、ナスダックは13.54ポイント高の4801.18で取引を終了した。11日のユーロ圏財務相会合において、ギリシャ財務相が欧州各国と合意に至ることは難しいとの観測が強まり、欧州株が全面安となったことが嫌気されて売りが先行。NY原油先物相場で1バレル50ドルを割り込み、エネルギー関連銘柄が売られたことも下げ幅を拡大する要因となったが、引けにかけては下げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や食品・飲料・タバコが上昇する一方、公益事業やエネルギーが下落した。

電気自動車のテスラ・モーターズ（TSLA）は決算を前に、中国での販売が著しく減速しているとの見方から下落。ウェブサービスのAOL(AOL)は決算内容は市場予想を上回ったものの、売上高が伸び悩んだことで売られた。家具小売のピア・ワン・インポーツ（PIR）は業績下方修正を発表して急落となった。一方で、携帯端末のアップル（AAPL）は終値ベースで10日、米国企業として史上初めて時価総額が7000億ドルを上回ったほか、アナリストの目標株価引き上げが相次ぎ堅調推移となった。飲料メーカーのペプシコ（PEP）は決算内容が市場予想を上回り上昇。

米国政府は、中国政府が輸出企業を補助する幅広いプログラムが協定に違反するとして世界貿易機関（WTO）に提訴した。

（Horiko Capital Management LLC）



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