後場に注目すべき3つのポイント〜値動きの軽い中小型株に短期資金の関心が集中
[15/02/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
24日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・イエレン議長証言控えるも先高感の強い相場展開
・ドル・円は119円07銭付近、イエレンFRB議長の議会証言を控え動意に乏しい展開
・ジーンズメイト<7448>など値動きの軽い中小型株に短期資金の関心が集中
■イエレン議長証言控えるも先高感の強い相場展開
日経平均は小幅に続伸。23.10円高の18490.02円(出来高概算10億7000万株)で前場取引を終えた。わずか1円高で始まった日経平均は、その後利益確定の売りから18427.98円まで下げる局面をみせた。しかし、昨日利食い売りが強まっていたメガバンクは底堅い展開に。また、売りが先行したファナック<6954>がプラスに転じるなど、年金資金と見られるインデックスに絡んだ資金流入が継続。
東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1000を超えており、過半数を占めている。規模別指数は小型株が強いほか、大型、中型株指数についても、下げ幅を縮めてきている。セクターでは、ガラス土石、鉄鋼、情報通信、非鉄金属、石油石炭、金属が堅調。一方で、鉱業、ゴム製品、電力ガス、精密機器、保険、食料品、海運、陸運などが軟調。
日経平均は18500円には乗せられていないものの、先高感の強い相場展開である。急ピッチの上昇に対する過熱警戒や、節目の18500円回復に伴う利益確定の売りが出やすいなか、底堅さが意識されている。イエレンFRB議長証言を控えている中での底堅さであり、相当先高期待が根強いようである。また、株式市場の底堅い値動きを受けて、為替市場では円相場が1ドル119円台に乗せており、円安に振れていることも安心感につながる。
後場も引き続き18500円近辺での攻防になりそうだが、TOPIXがマイナスで終えていることもあり、後場は日銀によるETF買い入れが意識されやすい。売り長の銘柄などにはショートカバーも入りやすいだろう。
■ドル・円は119円07銭付近、イエレンFRB議長の議会証言を控え動意に乏しい展開
ドル・円は119円11銭付近で推移。ドル・円は、ギリシャ政府の経済改革リスト、イエレンFRB議長の議会証言への警戒感から動意に乏しい展開。ユーロ・ドルは、1.1325ドルから1.1339ドルで推移。ギリシャ政府の経済改革リストへの警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、134円75銭から134円90銭で推移。
12時19分時点のドル・円は119円07銭、ユーロ・円は134円91銭、ポンド・円は183円81銭、豪ドル・円は92円59銭で推移している。
■後場のチェック銘柄
・イエレンFRB議長証言を控え、日経平均は前日終値と挟んだ小動きに
・ジーンズメイト<7448>など値動きの軽い中小型株に短期資金の関心が集中
・後場も膠着感の強い展開が継続へ、動意付いた銘柄に追随する動きが続く
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
12:45 40年国債入札の結果発表
<海外>
16:00 独・10-12月期国内総生産改定値(前年比予想:+1.6%)
<KO>










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