欧米為替見通し:ハト派のロックハート米アトランタ連銀総裁の発言に注目
[15/03/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
本日26日の欧米市場のドル・円は、米国の失業保険継続受給者数やハト派のロックハート米アトランタ連銀総裁の発言、30日が提出期限のギリシャ政府の経済改革リストなどに注目する展開となる。
ドル・円のテクニカル分析では、ダブルトップ(121円86銭・122円04銭)を受けて下落の可能性が高まりつつあり、需給分析では、本邦機関投資家による3月期末決算に向けたリパトリ(外貨建て資産売却・円買い)取引で弱含みに推移する可能性が高まりつつある。
本日、討論会へ参加予定のハト派のロックハート米アトランタ地区連銀総裁が率いるアトランタ地区連銀は、米国の1-3月期の国内総生産(GDP)見通しを、従来の+0.3%から+0.2%へ下方修正した。
アトランタ地区連銀は、商務省経済分析局が使用しているものと同様の手法で国内総生産(GDP)を試算する予測モデルを採用している。
米国1-3月期の国内総生産(GDP)速報値は、4月29日に発表されるが、アトランタ地区連銀の予想通りに+0.2%程度へ減速していた場合、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ開始の可能性は低下することになる。
米国の先週分新規失業保険申請件数は、29万件と予想されており、前回の29.1万件からの減少が見込まれている。米国の3月の雇用統計の調査対象週である3月12日週の新規失業保険申請件数(速報29.1万件)と失業保険継続受給者数(予想240万件)に注目することになる。
失業保険継続受給者数が予想通りに240万件に減少していた場合、米国の3月の雇用統計への期待感が高まることになる。
【今日の欧米市場の予定】
17:35 ブラード米セントルイス連銀総裁講演(経済と金融政策、フランクフルト)
18:00 ユーロ圏・2月マネーサプライ(前年比予想:+4.3%、1月:+4.1%)
18:00 台湾中銀が政策金利発表(1.875%で現状維持の予想)
18:30 英・2月小売売上高(含自動車)(前月比予想:+0.4%、1月:-0.3%)
21:00 ドラギECB総裁がイタリア議会の委員会に出席して発言
21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:29万件、前回:29.1万件)
22:00 ロックハート米アトランタ連銀総裁が討論会(金融政策と経済見通し)に参加
22:00 南ア準備銀行が政策金利発表(5.75%で据え置き予想)
22:45 米・3月サービス業PMI速報値(予想:57.0、2月:57.1)
02:00 米財務省7年債入札(290億ドル)
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