名実ともに新年度入りとなるが物色は材料株などか【クロージング】
[15/03/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
31日の日経平均は大幅反落となり、204.41円安の19206.99円(出来高概算23億6000万株)と本日の安値で取引を終えている。週明けの欧米市場の強い流れを受け、買い先行では始まると、寄り付き直後には19607.25円と19600円を回復する局面をみせている。しかし、買い一巡後はこう着感の強い展開となるなか、指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>などが弱含みの展開となり、日経平均の上値を抑える格好。
さらに後場に入るとじりじりと下げ幅を広げる中、大引けにかけてはまとまったプログラム売りにより、一段安となった。規模別指数は小型株指数のみがプラスとなり、大型、中型株指数は2ケタの下落に。
日経平均は400円幅の陰線で再び25日線の攻防をみせてきている。明日は名実ともに新年度相場入りとなるが、本日の引けにかけての下げ幅拡大により、先高期待は高まりづらいだろう。ただし、個人主体による短期売買は活発であり、規模別指数では小型株指数の強さが目立つ。逃げ足の速い資金とはみられるが、ミクシィ<2121>などゲーム株は強く、マザーズ指数、ジャスダック平均はプラス圏での推移。
名実ともに新年度相場入りとなる中、改めて年金資金への思惑や成長戦略などの政策期待も高まりやすく、特に政策に関連したテーマ銘柄などには短期筋の資金流入が意識されそうだ。
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