10日の米国市場ダイジェスト:ダウは98ドル高、GEの事業再編案を好感
[15/04/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは98ドル高、GEの事業再編案を好感
NYダウ ナスダック
終値 :18057.65 終値 :4995.98
前日比:+98.92 前日比:+21.41
始値 :17956.73 始値 :4977.03
高値 :18066.76 高値 :4996.09
安値 :17945.55 安値 :4970.02
10日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は98.92ドル高の18057.65、ナスダックは21.41ポイント高の4995.98で取引を終了した。朝方、リッチモンド連銀のラッカー総裁が、利上げ開始時期は6月が妥当との考えを強調したことでやや下落する場面もあったが、複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)が金融部門の大半から撤退する事業再編案を発表したことが好感され、堅調推移となった。セクター別では、資本財や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で耐久消費財・アパレルや不動産が下落した。
ゼネラル・エレクトリックは大部分の保有不動産を約265億ドルで売却するほか、金融部門の大幅縮小などの事業再編案を発表したことが好感され大幅上昇。動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は、シティグループによる投資判断引き上げを受け、堅調推移。ソフトウェアのシトリックス・システムズ(CTXS)は決算見通しの引き下げが嫌気され、下落した。アパレルのギャップ(GPS)は、3月既存店売上高の落ち込みを受け売られた。
10日、携帯端末のアップル(AAPL)は新製品「アップルウォッチ」の予約受付を開始し、僅か6時間程度で24日の初回出荷分が完売となった。同製品に対する高い需要を受けて、株価は小幅上昇となった。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は120円19銭、日銀の追加緩和観測が後退
ドル・円は120円48銭から120円05銭まで下落し、120円19銭で引けた。中曽日銀副総裁発言を受けて日銀の追加緩和観測が後退したほか、米国の3月輸入物価指数の低下を受けてドル売りが再燃した。その後、ラッカー米リッチモンド地区連銀総裁が6月の利上げを依然支持する姿勢を示したためドル売りが後退した。
ユーロ・ドルは、1.0568ドルから1.0635ドルまで上昇し1.0604ドルで引けた。来週に欧州中央銀行(ECB)の定例理事会を控えた欧米金利差の拡大観測を受けてユーロ売り、ドル買いが継続。その後、週末のショートカバーが強まった。ユーロ・円は、127円81銭まで上昇後、127円22銭まで下落した。中曽日銀副総裁の発言を受けた追加緩和観測の後退に円の買戻しが優勢となった。ポンド・ドルは、1.4587ドルから1.4669ドルへ上昇。ドル・スイスは、0.9837フランから0.9780フランまで下落した。
[要人発言]
・中曽日銀副総裁
「現状のインフレ基調に変化が無ければ、追加緩和は必要ない」
■NY原油:続伸で51.64ドル、イラン増産思惑後退や米稼動リグ急減で買い継続
NY原油は続伸(NYMEX原油5月限終値:51.64 ↑0.85)。50.47ドルから51.93ドルまで上昇した。イラン核協議枠組み合意で、経済制裁解除の解釈に大きな隔たりがあることが明らかになっており、「制裁解除→イランの原油輸出増」の思惑後退による買いが継続した。
また、米油田サービス大手ベーカー・ヒューズ社が、米国内の石油掘削装置(リグ)の稼働数を発表。稼動中リグが前週比42基減の760基となったことから、減少ペース急拡大→生産量低下の観測が浮上し、買いにつながった可能性。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 15.72ドル +0.01ドル(+0.06%)
モルガン・スタンレー(MS) 36.24ドル -0.40ドル(-1.09%)
ゴールドマン・サックス(GS)195.64ドル +0.75ドル(+0.38%)
インテル(INTC) 31.93ドル +0.69ドル(+2.21%)
アップル(AAPL) 127.10ドル +0.54ドル(+0.43%)
グーグル(GOOG) 540.01ドル -0.77ドル(-0.14%)
フェイスブック(FB) 82.04ドル -0.13ドル(-0.16%)
キャタピラー(CAT) 82.60ドル +1.92ドル(+2.38%)
アルコア(AA) 13.15ドル -0.06ドル(-0.45%)
ウォルマート(WMT) 80.65ドル -0.19ドル(-0.24%)
スプリント(S) 4.97ドル +0.04ドル(+0.81%)
<KO>









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