13日の米国市場ダイジェスト:ダウは80ドル安、主要企業の決算発表控え利益確定が優勢
[15/04/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは80ドル安、主要企業の決算発表控え利益確定が優勢
NYダウ ナスダック
終値 :17977.04 終値 :4988.25
前日比:-80.61 前日比:-7.73
始値 :18052.32 始値 :5001.56
高値 :18107.57 高値 :5024.25
安値 :17974.81 安値 :4985.96
13日の米国株式相場は下落。ダウ平均は80.61ドル安の17977.04、ナスダックは7.73ポイント安の4988.25で取引を終了した。朝方は上昇して始まったものの、午後にかけては明日から本格化する決算発表シーズンを控えて利益確定の売り圧力が強まった。また中国の3月貿易統計が輸出入ともに市場予想を下回り同国の景気先行き懸念が拡大したこともあり、引けにかけて下落幅を拡大した。セクター別では、銀行や保険が上昇する一方で運輸や資本財が下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)は、バンクオブアメリカが新製品「アップルウォッチ」の4-6月期出荷総数を400万個と予想したことで朝方買われたものの、引けにかけ下落。半導体のクアルコム (QCOM)は、アクティビストから分社化の圧力を受けていることが報じられたが下落。時計・アクセサリーのフォッシル・グループ(FOSL)はアップルウォッチに対する高い需要を受け、売られた。一方で、動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は、UBSによる投資判断引き上げを受け上昇。
13日、格付会社のフィッチ・レーティングスは、米国格付けを「AAA」に据え置いた。据え置きの理由として、今年から来年にかけて財政赤字が縮小するとの見通しを示したほか、経済の改善で医療費の伸びが鈍化し、原油価格の下落も可処分所得の増加につながったと指摘した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は120円15銭、浜田内閣官房参与発言などで円の買戻しが加速
ドル・円は120円57銭から119円68銭まで下落し、120円15銭で引けた。浜田内閣官房参与の発言「購買力平価からすると120円はかなり円安。105円位が妥当」を受けて円の買戻しが加速したほか、米国債券利回りが低下に転じたためドル売りが再燃した。
ユーロ・ドルは、1.0541ドルから1.0611ドルまで上昇し1.0566ドルで引けた。後にギリシャ政府が否定したが、英フィナンシャルタイムス紙が「ギリシャが債務不履行の準備をしている」との報道を受けた懸念がくすぶり上値が抑制された。ユーロ・円は、浜田内閣官房参与の発言で126円51銭まで下落後、127円45銭まで反発した。ポンド・ドルは、1.4606ドルから1.4681ドルへ上昇。ドル・スイスは、0.9841フランから0.9761フランまで下落した。
■NY原油:続伸で51.91ドル、イラン増産思惑後退や米生産量低下観測で買い継続
NY原油は続伸(NYMEX原油5月限終値:51.91 ↑0.27)。53.05ドルを高値に、一時51.52ドルまで下落した。イラン核協議の最終合意(6月末予定)見通しに関する不透明感や、米国内の石油掘削装置(リグ)稼働数の減少ペース拡大による生産量低下観測で、買いが継続した。
ただ、利益確定の売りや、対ユーロや豪ドルなどでドル高気味だったことで割高感による売りも出たとみられ、前日終値(51.64ドル)を一時割り込む場面もあった。その後は買いが再開され、いったん52ドル台を回復した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 15.80ドル +0.08ドル(+0.51%)
モルガン・スタンレー(MS) 36.30ドル +0.06ドル(+0.17%)
ゴールドマン・サックス(GS)195.58ドル -0.06ドル(-0.03%)
インテル(INTC) 31.73ドル -0.20ドル(-0.63%)
アップル(AAPL) 126.85ドル -0.25ドル(-0.20%)
グーグル(GOOG) 539.17ドル -0.84ドル(-0.16%)
フェイスブック(FB) 83.01ドル +0.97ドル(+1.18%)
キャタピラー(CAT) 82.14ドル -0.46ドル(-0.56%)
アルコア(AA) 13.29ドル +0.14ドル(+1.06%)
ウォルマート(WMT) 80.29ドル -0.36ドル(-0.45%)
スプリント(S) 4.98ドル +0.01ドル(+0.20%)
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