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【小幅高となる】日銀ラリーが入るか？=フィスコ田代 昌之

円建てCME先物は前日の225先物比100円高の19700円。為替市場ではドル・円は119円20銭台、ユーロ・円は128円00銭台（8時00分時点）。現物市場では中型、大型株を中心としたリターン・リバーサルの流れが活発化していたが、昨日の動きを見る限りそろそろ一巡しそうな状況にある。ファーストリテイ<9983>を使って指数を引き上げるような動きが本日も強まるか注目したい。月末の日銀会合での緩和実施への期待感があやふやとなっているが、足元のスケジュールでは日銀会合ぐらいしか手掛かり材料が見当たらないことで、結局はこのイベントドリブンが入る可能性は高い。ファーストリテイなど指数インパクトが大きい銘柄が強いか、銀行、不動産、証券など日銀ラリー型の銘柄が強いか、本日は見極めがが必要か。

取引時間中の材料はほとんど観測されていないが、8時30分頃の閣議会見で甘利明経済財政・再生大臣がTPP交渉に関するコメントが出るか注目。TPP交渉でなんらかの進展が見られれば、関連銘柄はもとより指数にポジティブな動きが見られる可能性も。米国側は、中国が主導するアジアインフラ投資銀行を強く意識していると伝わっていることから、交渉最終日でなんらかの進展があったと考えることもできよう。



＜KO＞