売られたところが買いのタイミングとの意識が強まるか【クロージング】
[15/04/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
23日の日経平均は3日続伸。53.75円高の20187.65円(出来高概算27億5000万株)と、連日で15年ぶりの高値水準を更新して取引を終えた。22日の米国市場では、中国政府が国内のカード決済業務への外国企業の参入を認める方針を示唆したことが好感され、ダウ、ナスダックともに上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円高の20250円となり、これにさや寄せする格好から、20200円に乗せて始まった。しかし、寄り付き直後に20252.12円まで上げ幅を拡大させた後は、利益確定等の流れもあり、高値圏でのこう着となった。
東証1部の騰落銘柄は、やや値下がり数が上回っている。規模別指数では大型株指数のみがプラスをキープし、中型、小型株指数は下げに転じている。セクターでは海運が上昇率トップとなり、証券、鉱業、卸売、金属製品、精密機器などが堅調。半面、ゴム製品、その他製品、銀行、化学、その他金融などが利食いに押されていた。
上方修正を発表したソニー<6758>は買い一巡後は利食いに押される格好で高値更新とはならず。一方でコンセンサスを下回った日本電産<6594>は、売り一巡後に切り返しをみせており、年初来高値を更新。今後本格化する決算を前に、増益ながらもコンセンサスを下回り、売られたところが買いのタイミングとして意識されてくるかが注目される。
そうなると、相対的に出遅れているセクターや銘柄等で、増益等が確認されてくると、コンセンサスを下回ったとしても修正リバウンドが強まる可能性がありそうだ。先駆銘柄の利食いをこなしながら、出遅れ修正を意識。
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