今日の為替市場ポイント:日銀による早期追加緩和への思惑は後退
[15/04/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
23日のドル・円相場は、東京市場では120円09銭から119円67銭で推移。欧米市場でドルは一時119円43銭まで下落し、119円58銭で取引を終えた。
本日24日のドル・円は119円台で推移か。日銀による早期追加緩和観測は後退しており、ドルの上値はやや重くなる見込み。
日本銀行の黒田総裁は23日の参院財政金融委員会で「日銀は円安をあてにして、金融政策を運営しているものではない」と述べた。黒田総裁は、物価安定目標を実現する過程で為替が円安方向に振れることはあり得ると指摘したが、この点については大半の市場参加者が同意している。
原油安の影響で消費者物価の上昇率は大幅に鈍化しているが、黒田総裁は「需給ギャップやインフレ期待などを反映した物価の基調は変化しておらず、先行きも着実に改善していく」との見方を示した。
市場関係者の間では、4月30日の金融政策決定会合で追加緩和が行われることはないとの見方でほぼ一致しており、次回の政策決定会合で金融政策の現状維持が決まっても、為替相場が円高方向に振れる可能性は低いとみられる。
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