今日の為替市場ポイント:日米の金融政策発表を控えて小動きが続く可能性
[15/04/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
27日のドル・円相場は、東京市場では118円78銭から119円28銭まで堅調推移。欧米市場でドルは一時118円90銭まで下落したが、119円04銭で取引を終えた。
本日28日のドル・円は119円前後で推移か。日米の金融政策の方向性を見極める必要があることから、ドルは119円近辺で小動きを続ける見込み。
日本銀行の金融政策決定会合は30日に開かれる。物価見通しは下方修正されるとの見方が多いようだが、物価の基調についての判断は変わらないと予想されている。大半の市場関係者は、日銀の金融政策は今回も現状維持となることを予想している。
4月7日-8日の金融政策決定会合後に公表された声明では「予想物価上昇率は、やや長い目でみれば、全体として上昇しているとみられる。」、「消費者物価の前年比は、エネルギー価格下落の影響から、当面0%程度で推移するとみられる。」との見解が表明されていた。
現時点でエネルギー価格の下落は一服していることや為替相場に大きな動きは出ていないことから、4月上旬時点との比較で物価の基調が弱含んでいるとは思えない。物価上昇率が当面0%程度で推移すると想定しても、日銀が現行の金融政策をただちに変更する必要はないと思われる。
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