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前場に注目すべき3つのポイント〜ファナック、東エレクなどの反応を見極め

注目トピックス 市況・概況

28日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:ファナック、東エレクなどの反応を見極め
■外資系証券の注文動向:差し引き630万株の買い越し
■前場の注目材料:Gunosy、ジグソー、リンクバルが東証マザーズに新規上場


■ファナック、東エレクなどの反応を見極め

28日の東京市場は、企業決算の反応を見極めての相場展開になりそうだ。27日の米国市場は下落。連邦公開市場委員会(FOMC)や1-3月期GDP速報値などの結果を見極めたいとの思惑から下げに転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円高の20060円。円相場は1ドル119円15銭辺りで推移している。

主要企業の決算を受けた反応が注目されるが、注目のファナック<6954>は、15年3月期から配当性向を従来の2倍の60%に引き上げると発表。また、総還元性向で、今後5年間の平均で最大80%の範囲内で自社株買いを行うと伝えられている。この発表を受けて買いが先行するとみられ、日経平均をけん引する格好になりそうだ。

一方で東エレク<8035>は米アプライドマテリアルズとの経営統合契約を解約すると発表。三角株式交換も取りやめると伝えられている。1200億円上限、発行済みの8.59%に当たる自社株取得枠設定を発表しているが、アプライドとの統合比率にさや寄せしていたこともあり、売りが先行しやすいだろう。

その他決算を発表したところでは、コマツ<6301>、キヤノン<7751>などに売りが向かいやすいとみられる。米国ではアップルが決算を発表しており、時間外で上昇している。アップル関連などへの物色も意識されそうだ。祝日を前に方向感の出難い相場展開になりそうであり、決算のほか、テーマ性のある中小型株などに短期筋の資金が向かう格好か。

■外資系証券の注文動向:差し引き630万株の買い越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り840万株、買い1470万株、差し引き630万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

4月21日(火):460万株の買い越し
4月22日(水):420万株の買い越し
4月23日(木):290万株の買い越し
4月24日(金):360万株の買い越し
4月27日(月):290万株の買い越し

■前場の注目材料

・ファナック、株主還元策を評価
・米アプライドマテリアルズ、東エレクとの経営統合破談
・Gunosy、ジグソー、リンクバルが東証マザーズに新規上場

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

特になし

<海外>

特になし



<FA>

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