来週は連騰新記録を立てるか【クロージング】
[15/05/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
29日の日経平均は11営業日続伸。11.69円高の20563.15円(出来高概算32億9000万株)で取引を終えている。11営業日連騰は1979年12月以来となる。
中国や米国の下落、ギリシャ危機など外部環境の悪化による影響から利益確定の売りが先行。しかし、日経平均は寄り付き直後につけた20508.40円を安値に切り返しており、20600円を挟んでの推移となった。いったん利食いから下げに転じていたみずほ<8411>がプラス圏を回復するなど、割安・出遅れ銘柄への物色が継続しているほか、多くの投信設定なども需給の下支えとして機能したようである。円相場は円安が一服していたものの、株式市場の強さを受けて、1ドル123円台後半での推移に。
買い疲れ感はあるものの、外部環境の不透明要因に対しての反応は限られており、地合いの強さが感じられている。循環的な物色が継続しているほか、政府の成長戦略への思惑からマイナンバーなどのテーマ株を物色する動きもみられていた。
高値警戒から利食いが出やすい状況であり、大きく買いに傾きづらい需給も安心感につながっている。来週は米国で雇用統計の発表が予定されており、それまでに発表される経済指標の結果に振らされる可能性がある。ギリシャ問題に対しても影響を受けやすいだろう。
しかし、良好な需給状況の中、押し目待ちの買い意欲は強いであろう。また、日経平均の2000年高値が射程に入っており、これを意識したスタンスが強まりやすい。さらに、連騰記録が続く中、1986年3月以来の12連騰、1988年2月以来の13連騰、1961年1月以来の14連騰を目指す展開も意識されやすい。
<AK>










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