29日の米国株式見通し:もみあいか、1-3月期GDP改定値の下方修正は織り込み済み
[15/05/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
29日のNYダウはもみあいか。28日のNY市場は下落。週間新規失業保険申請件数が市場予想より多かったことを嫌気して売りが先行。為替相場でドル高が進んだことで主要企業の業績悪化懸念が強まり、軟調推移となった。ダウ平均は36.87ドル安の18126.12、ナスダックは8.62ポイント安の5097.98。
1-3月国内総生産(GDP)改定値が注目されている。先月発表の速報値では、前期比年率換算0.2%増にとどまっていたが、その後の弱い経済指標の発表などから、大幅に下方修正するとみられている。
ただし、1-3月期の停滞は寒波の影響によるものであり、4-6月期は経済は上向いているとの見方が多い。下方修正は織り込み済みか。ただし、市場予想を下回った場合、9月利上げの思惑は多少後退する可能性がある。また、ラガルドIMF専務理事が、ギリシャのユーロ離脱の可能性は存在すると指摘していることが相場の重しとなる可能性がある。
目先におけるNYダウの下値目処は18000ドル近辺、上値目処は18200ドル近辺か。
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1-3月国内総生産(GDP)改定値が注目されている。先月発表の速報値では、前期比年率換算0.2%増にとどまっていたが、その後の弱い経済指標の発表などから、大幅に下方修正するとみられている。
ただし、1-3月期の停滞は寒波の影響によるものであり、4-6月期は経済は上向いているとの見方が多い。下方修正は織り込み済みか。ただし、市場予想を下回った場合、9月利上げの思惑は多少後退する可能性がある。また、ラガルドIMF専務理事が、ギリシャのユーロ離脱の可能性は存在すると指摘していることが相場の重しとなる可能性がある。
目先におけるNYダウの下値目処は18000ドル近辺、上値目処は18200ドル近辺か。
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