豪ドル週間見通し:上値は重くなりそう、中銀の政策金利は現状維持の公算
[15/05/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■伸び悩み、米早期利上げ観測の再浮上が嫌気される
先週の豪ドル・円は伸び悩み。米早期利上げの可能性が再浮上したことで短期筋などの豪ドル売り・米ドル買いが活発となった。米ドル高・円安が急速に進行した関係で対円レートは一時96円に到達する場面もあったが、リスク選好的な豪ドル買いは拡大せず、対円レートは95円前後でもみあいを続けた。取引レンジは94円58銭-96円01銭。
■上値は重くなりそう、豪準備銀行の政策金利は現状維持の公算
今週の豪ドル・円は上値の重い展開となりそうだ。豪準備銀行(中央銀行)の政策金利は当面変更なしと予想されているが、1-3月期のGDP成長が予想を下回った場合、追加利下げの思惑が広がり、リスク回避的な豪ドル売りが増える可能性がある。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・6月2日:豪準備銀行が政策金利発表(2.00%で現状維持の公算)
・6月3日:1-3月期国内総生産(GDP)(前年比予想:+2.0%、10-12月期:+2.5%)
・6月4日:4月貿易収支(予想:-21億豪ドル、3月:-13.22億豪ドル)
予想レンジ:93円00銭-96円00銭
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