《一読必須》今日の日経平均はこうなる〜デフォルト警戒で東京市場は荒れた展開に
[15/06/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【大幅安となる】20400-20600円のレンジを想定=フィスコ村瀬 智一
ギリシャ政府と欧州連合など債権団との話し合いが不調に終わり、ギリシャの債務不履行への懸念が強まっている。シカゴ先物は時間外で大阪比300円安程度で推移しており、幅広い銘柄に売りが先行することになりそうだ。
25日線が20440円辺り、一目均衡表では転換線が19450円辺りに位置しており、同水準が支持線として意識される可能性がある。6/23に空けたマド(20433-20531円)を埋めてくる可能性もあり、売り一巡感も意識されてくる可能性がある。20400-20600円のレンジを想定する。
【大幅安となる】デフォルト警戒で東京市場は荒れた展開に=フィスコ田代 昌之
前週(22日-26日)の日経平均は週間ベースで531.91円の上昇となった。ギリシャ債務交渉の進展を材料に週初から買戻し優勢のスタートとなり意外高の展開となった。裁定買いも活発化しファーストリテイリングや京セラ、ソフトバンクなどの大幅高が日経平均を牽引。メガバンクなどに海外資金が流入する地合いとなりITバブル高値20833円を更新した。週末にかけてはギリシャと債権団の合意先送りが嫌気されて上値が重くなったものの、欧米株とは異なる強い相場展開となった。
5月28日の20655円をピークに上値を切り下げる調整局面が続いていたが、マドを伴う陽線連発で一気に高値を更新。日足チャートでは25日移動平均線を上放れており、5日移動平均線がサポートラインとなっている。ボリンジャーバンドでは、縮小していたバンドの-2σに接近した直後、一気に+2σを超える極端な動きを見せているが、拡大する+2σに沿ったバンド・ブレイクアウトとなっていないことから、週初見られた上昇局面は一服となろう。
週末のギリシャ債務交渉の結果、7月1日あたりにギリシャがデフォルトを発生させる可能性は高まりつつある。週明けの東京市場は、為替市場の混乱を契機に売り優勢となる公算が大きい。今晩の欧州市場の動向を見極める必要性はあることから積極的な押し目狙いは手控えられよう。アテネ証券取引所は1週間の休場が伝わるなどギリシャの金融インフラは崩壊に近い。ECBが構築したユーロ防衛圏が効力を発揮するか注目。
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