前場に注目すべき3つのポイント〜ギャップ・アップで18000円回復か、電子部品株のリバウンドに期待
[15/09/09]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:ギャップ・アップで18000円回復か、電子部品株のリバウンドに期待
■外資系証券の注文動向:差し引き700万株の買い越し
■前場の注目材料:7月の遊園地・テーマパークの売上高、13ヶ月連続増加
■ギャップ・アップで18000円回復か、電子部品株のリバウンドに期待
9日の東京市場は買い先行の展開から、日経平均は18000円を回復してきそうである。レイバーデーの祝日明けの米国市場では、NYダウが390ドル高となった。中国・上海指数が5日ぶりに反発となったほか、これを受けて欧州市場が軒並み上昇したことが好感された。
また、レイバーデー明けで市場参加者が増える中、先週までの下落を受けて割安と見た向きから積極的な買いが入ったようである。シカゴ日経225先物清算値は大阪比545円高の18005円となり、これにさや寄せする格好から、日経平均は前日の下落部分を吸収することになりそうだ。
その後は週末の先物・オプションSQを控えて方向感の掴みづらいなか、18000円前後での強弱感が対立しやすいだろう。戻りの鈍さが意識されてくるようだと、短期筋の売り仕掛け的な値動きにも注意する必要がありそうだ。
もっとも、昨日の動きをみると、これまで強い動きをみせていた内需・ディフェンシブ系への利益確定が強烈だったが、これにより、調整も最終段階に入ってきているように映る。楽観視はできないものの、これまで大きく売り込まれていた資源・素材株のほか、電子部品株などへの、リバウンド局面に備えた物色対象を探りたいところである。
イベントとしては米アップルの新製品発表会のほか、ドイツメーカーが相次いでプラグインハイブリッド車を投入する中、関連銘柄への物色が注目される。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■外資系証券の注文動向:差し引き700万株の買い越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1110万株、買い1810万株、差し引き700万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
9月2日(水):810万株の売り越し
9月3日(木):130万株の売り越し
9月4日(金):450万株の買い越し
9月7日(月):120万株の売り越し
9月8日(火):130万株の買い越し
■前場の注目材料
・米投資会社「500スタートアップス」日本上陸、日本ベンチャー買い時
・中国財政省声明(ウェブサイト)、景気対策で一段と積極的な財政政策実施へ
・京大グループ、卵巣がんで新治療薬の効果確認
・7月の遊園地・テーマパークの売上高、13ヶ月連続増加
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 8月マネーストック
<海外>
・特になし
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