欧米株見通し:続伸か、利上げ観測は再燃しづらい
[16/03/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
『米株式市場』
29日のNY市場は上昇。原油相場の下落を受けて売りが先行したが、3月消費者信頼感指数が予想を上振れたことを受けて下げ幅を縮小。その後、イエレンFRB議長の講演では、引き続き世界経済や金融市場の不安定さに懸念を示したほか、最近のインフレ率上昇についても懐疑的な姿勢を崩さず、利上げに慎重な見方を示した。追加利上げ観測が後退したことが好感され、引けにかけて上げ幅を拡大した。ダウ平均は97.72ドル高の17633.11、ナスダックは79.84ポイント高の4846.62。
グローベックスの米株先物はNYダウでは90ドル高程度で推移しているほか、欧州市場は全般堅調に推移している。この流れからNYダウは続伸して始まることになりそうだ。経済指標ではADP雇用報告が予定されている。週末の雇用統計の前哨戦となることで市場の関心が集まりやすいが、前日のイエレンFRB議長講演で利上げ観測が後退していることもあり、予想を上回る内容としても利上げ観測は再燃しづらく、結果を素直に好感する可能性がありそうだ。その他、シカゴ連銀総裁が講演を予定しているほか、マイクロン・テクノロジーが決算を予定している。
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