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ユーロ週間見通し:伸び悩みか、日銀追加緩和の有無が焦点に

注目トピックス 市況・概況
■弱含み、金利先安観は払しょくされず

先週のユーロ・ドルは弱含み。欧州中央銀行(ECB)による追加緩和の可能性は残されており、金利先安観は払しょくされていないことから、短期筋などのユーロ売りがやや優勢となった。週末前に米ドル高・円安が急速に進んだこともユーロ安・米ドル高の一因となったようだ。取引レンジは1.1218ドル-1.1398ドル。

■もみあいか、株式・原油相場の動向が手掛かり材料に

今・来週のユーロ・ドルはもみあいか。4月26-27日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)では追加利上げは見送られる公算でユーロ買い・ドル売りがやや強まる可能性がある。ただ、欧州中央銀行(ECB)は緩和方向を維持する構えのため、ユーロ買いが大きく広がる状況ではないとみられている。欧米、アジアの株式や原油価格の動向が材料視されることになりそうだ。

予想レンジ:1.1100ドル-1.1350ドル

■上昇、米ドル高・円安の影響受ける

先週のユーロは対円で上昇。週末前に米ドル高・円安が急速に進んだことが影響した。欧州中央銀行(ECB)は金融政策の現状維持を決定したが、日本銀行による追加緩和への思惑が広がり、リスク選好的なユーロ買い・円売りが観測された。取引レンジは121円72銭-125円51銭。

■伸び悩みか、日銀追加緩和の有無が焦点に

今・来週のユーロ・円は伸び悩みか。27-28日の日銀金融政策決定会合が焦点となりそうだ。追加緩和見送りの場合は円買い・ユーロ売りがやや強まる見通し。ただし、将来的な追加緩和期待が失われることはないとみられており、円買い・ユーロ売りが急速に広がる可能性は低いとみられる。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・4月29日:3月失業率(予想:10.3%、2月:10.3%)
・4月29日:4月消費者物価コア指数(予想:前年比+1.0%、3月:+1.0%)
・4月29日:1-3月期域内総生産(10-12月期:前年比+1.6%)
・5月4日:3月小売売上高(2月:前月比+0.2%)

予想レンジ:123円00銭-127円00銭




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