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今日の為替市場ポイント:ドル・円は主に111円台後半で推移か、株高・原油高を意識して円売り継続へ

注目トピックス 市況・概況
22日のドル・円は、東京市場では109円26銭から110円75銭まで上昇。欧米市場でドルは111円81銭まで一段高となり、111円81銭で取引を終えた。

本日25日のドル・円は主に111円台後半で推移か。日本銀行の追加緩和への思惑は消えていないようだ。日経平均株価の続伸や原油先物の上昇が期待されており、リスク選好的なドル買い・円売りは継続する見込み。

今週26-27日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では、金融政策の現状維持が決定される見込みだ。ただし、米経済は緩やかな成長を続けることや雇用の伸びが予想されていることから、年内2回の利上げ実施が可能な状況になるとみられている。ボストン地区連銀のローゼングレン総裁は先週18日、「金利先物市場では今後数年以内に毎年1回の小幅利上げが想定されているが、これは的はずれである」と指摘し、市場における米経済の見通しは悲観的過ぎるとの見方を示した。

市場関係者の多くは、前回(3月15-16日開催)のFOMC会合後に公表された声明で「世界経済と金融動向は引き続きリスクをもたらす」との見解が今回発表される声明で含まれるかどうかを注目しているようだ。世界経済の情勢悪化などのリスク要因が除去された場合、原油などのエネルギー価格は底入れしつつあることから、インフレ率2%は中長期的に予見可能な状況となり、金利見通しや為替相場にも影響を与えることが予想される。



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